押して楽しい、見て楽しい!Razer Huntsman Miniをレビュー

2024年4月29日 22:28

ゲーミングキーボード、これまで主要なメーカー(コルセアやロジクール)を触ってきましたが、Razerだけ触ったことがありませんでした。

Razer Synapseでどこまで、何が設定できるのかが気になったこともあり、今まで手にしたことがなかった60%サイズ、そしておしゃれな白色のキーボードを購入することにしました。

白色デザインは非常におしゃれで、机の上に置くだけで「デキる」感が出て、所有欲も満たされます。白色本体がLEDの鮮やかさをさらに際立たせます。

実際に使ってみると、リニアキーの滑らかな押し心地、キーを押し込む力と反発力が気持ちいいです。

それでは、このキーボードの性能、機能、購入価格をまとめました。

Razerブランドが好きで小型を求めたいなら欲しい1台

仕事用として使用できるかは今後検討しますが、60%キーボードというコンパクトな設計のため、いくつもの機能が使いづらくなっています。

60%キーボードがどこまで「使える」のか、Razer製のキーボードがどんな設定を行うと面白いライティングができるのか、そのほか検証をしてみたくなって購入しました。

購入データ

購入価格 13,980円(税込)
購入店舗 ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館
購入日  2022年5月29日

アマゾン(アフィリエイトリンク)の価格でよければ、こちらからも確認できます。

白色キーボードを初めて購入しましたが、暗い系の色の机に置いても色合いがうるさくなることがない、むしろオシャレな感じが増したことに驚きました。

画面が切り替わらないようにWindowsキーやAlt+Tabを無効化する「ゲーミングモード」をプロファイル(オンボードメモリ)に設定したりできるので、ゲーム用の基本的な機能もしっかり押さえられていました。

Razer製マウスと一緒に使って、不便さを解消させることも試していこうと思います。

キーボードの外観と仕様や他のキーボードとの違い

キーボードの外観

全体、正面から、LED未点灯と点灯を比較します。

全体(未点灯)
全体(点灯時)

ほか、いろんな角度から。

背面(点灯時)
右側面(点灯時)
裏側
ノートPCの側面と並べて

パッケージ、添付品です。

外箱外観
外箱開封
取扱説明書・ステッカー
接続用USBケーブル

キーボードの主なスペック

主な仕様を書き出してみました。

メーカーサイトに記載がない一部の仕様は、実測値や購入した実機での確認状況を記載しています。

サイズ

サイズは以下の通りです(大きさは実測値/重量はアマゾンより引用)。

項目大きさ・重量
29.4cm
奥行10.3cm
高さ(若干誤差が出る可能性があります)手前側:3.7cm
奥側:3度→3.8cm/6度→4.3cm/9度→4.8cm
重さ460g

角度調整

角度は3パターンで設定できます(画像は3度と9度/6度の設定も可能)。

3度(足を立てない状態)
9度(一番高くした状態)

主な機能的仕様

本体の機能的な仕様は以下の通りです(公式サイトに記載された公称値)。

項目仕様(数値は公称値)
キースイッチRAZER リニアオプティカルスイッチ
キースイッチ詳細(公式ウェブサイト)
キー押下の圧力45g
アクチュエーションポイント1.2mm
接続方式USBケーブル
着脱式/キーボード本体側 USB Type-C/機器側 USB Type-A
プロファイルメモリあり
マクロやLED点灯設定などはRazer Synapseインストール済みPCでのみ動作
その他公式ウェブサイト仕様参
キースイッチ

左上のキーを外した状態です。

キースイッチはRazer リニアオプティカルスイッチで、キーの適度な押下圧力と戻りが打ち心地を向上させています。

ケーブル接続部

ケーブル接続部(接続前)
ケーブル接続部(接続後)

付属のUSBケーブルでType-C側をキーボードに接続します。専用のケーブルは抜けづらくてい使いやすいですが、他の市販ケーブルでも接続できました(動きますが自己責任で)。

他のキーボードとの違い

似たような価格帯のアーキサイト RETRO TKL(メーカーウェブサイト)と、キーの高さを比較してみました。

手前側比較
側面比較

キートップの高さについて、RETRO TKLと同等かと思ってましたが、並べてみたら、手前側だけHuntsman Miniのほうが少し高かったです。

RETRO TKLは赤軸仕様ですが、キーを押した感触は両機種とも似ていました。

続いて、テンキーレスのキーボード、ロジクール G913TKL(メーカーウェブサイト)と幅を比較してみます。

60%キーボードは、テンキーレスキーボードのナビゲーション系のキーが配置されている部分がまるまるありません。

これらの機能を別のキーにファンクションと組み合わせて使えるよう、設定されています。

キートップ側面に「fn」キー(Hypershift機能)と組み合わせて使う機能が印刷されています。

たとえば「fn」キーを押しながら「Backspace」キーを押すと「Delete」キーとして機能します。

この配置が微妙に使いづらいですが、Razer Synapseを使って少し改善できそうです。

机を広く使いたいときの第一候補

こんな方にお勧めしたい
  • とにかく机の作業スペースを確保したい
  • ゲームでマウスをぶんぶん振り回しがち
  • ゲーミングキーボードで事務作業ができなくてもOK

テンキーレスのさらに上を行くコンパクト設計、60%キーボード。

WASDキーをメインに、他のキーをアビリティなどで使う方ならば、60%キーボードでも問題ありません。

Pro Click Miniが大きく見えるほど、キーボード本体が小さいです。

その分、マウスを動かす領域は間違いなく広くなります。

マウスがキーボードにコツコツぶつかることも少なくなります。

小さくても、キーボードを光らせて素敵に、おしゃれに使えます。

このキーボードのLEDはとても鮮やかなので、薄暗い部屋でも明るい部屋でもとてもキートップが見やすいです。

Razer Synapseをインストール済みのPCならば、光り方も自分好みに細かく調整できます。

Razer好きならコレクションに、ただし普段使いは難しそう

Razer好きで小型キーボードをお探しなら、このキーボード!

ただし、60%キーボードという特殊な大きさのため、矢印キーをファンクションキーで都度有効化させる必要があるなど、普段使いには少し使いづらい面もあります。

Razer製マウスを併用して弱点を克服?

このキーボードのファンクション機能は「Hypershift」という機能で動作しています。Razer製マウスでHypershiftを起動させることで、いくつかの弱点を解消できそうです。

⇒ この記事の2ページ目にまとめました

ゲーミングキーボードなので、キー押下時の感触、キーの点灯設定などのゲーミング機能の基本は押さえてあり、ゲームでの使用ならば不便は感じません。

コレクションアイテムとしても、ぜひ!