押して楽しい、見て楽しい!Razer Huntsman Miniをレビュー
ゲーミングキーボード、これまで主要なメーカー(コルセアやロジクール)を触ってきましたが、Razerだけ触ったことがありませんでした。
Razer Synapseでどこまで、何が設定できるのかが気になったこともあり、今まで手にしたことがなかった60%サイズ、そしておしゃれな白色のキーボードを購入することにしました。
白色デザインは非常におしゃれで、机の上に置くだけで「デキる」感が出て、所有欲も満たされます。白色本体がLEDの鮮やかさをさらに際立たせます。
実際に使ってみると、リニアキーの滑らかな押し心地、キーを押し込む力と反発力が気持ちいいです。
それでは、このキーボードの性能、機能、購入価格をまとめました。
Razerブランドが好きで小型を求めたいなら欲しい1台
仕事用として使用できるかは今後検討しますが、60%キーボードというコンパクトな設計のため、いくつもの機能が使いづらくなっています。
60%キーボードがどこまで「使える」のか、Razer製のキーボードがどんな設定を行うと面白いライティングができるのか、そのほか検証をしてみたくなって購入しました。
購入価格 13,980円(税込)
購入店舗 ビックカメラ 池袋カメラ・パソコン館
購入日 2022年5月29日
白色キーボードを初めて購入しましたが、暗い系の色の机に置いても色合いがうるさくなることがない、むしろオシャレな感じが増したことに驚きました。
画面が切り替わらないようにWindowsキーやAlt+Tabを無効化する「ゲーミングモード」をプロファイル(オンボードメモリ)に設定したりできるので、ゲーム用の基本的な機能もしっかり押さえられていました。
Razer製マウスと一緒に使って、不便さを解消させることも試していこうと思います。
キーボードの外観と仕様や他のキーボードとの違い
キーボードの外観
全体、正面から、LED未点灯と点灯を比較します。
ほか、いろんな角度から。
パッケージ、添付品です。
キーボードの主なスペック
主な仕様を書き出してみました。
メーカーサイトに記載がない一部の仕様は、実測値や購入した実機での確認状況を記載しています。
サイズ
サイズは以下の通りです(大きさは実測値/重量はアマゾンより引用)。
項目 | 大きさ・重量 |
---|---|
幅 | 29.4cm |
奥行 | 10.3cm |
高さ(若干誤差が出る可能性があります) | 手前側:3.7cm 奥側:3度→3.8cm/6度→4.3cm/9度→4.8cm |
重さ | 460g |
角度調整
角度は3パターンで設定できます(画像は3度と9度/6度の設定も可能)。
主な機能的仕様
本体の機能的な仕様は以下の通りです(公式サイトに記載された公称値)。
項目 | 仕様(数値は公称値) |
---|---|
キースイッチ | RAZER リニアオプティカルスイッチ キースイッチ詳細(公式ウェブサイト) |
キー押下の圧力 | 45g |
アクチュエーションポイント | 1.2mm |
接続方式 | USBケーブル 着脱式/キーボード本体側 USB Type-C/機器側 USB Type-A |
プロファイルメモリ | あり マクロやLED点灯設定などはRazer Synapseインストール済みPCでのみ動作 |
その他 | 公式ウェブサイト仕様参 |
左上のキーを外した状態です。
キースイッチはRazer リニアオプティカルスイッチで、キーの適度な押下圧力と戻りが打ち心地を向上させています。
ケーブル接続部
付属のUSBケーブルでType-C側をキーボードに接続します。専用のケーブルは抜けづらくてい使いやすいですが、他の市販ケーブルでも接続できました(動きますが自己責任で)。
他のキーボードとの違い
似たような価格帯のアーキサイト RETRO TKL(メーカーウェブサイト)と、キーの高さを比較してみました。
キートップの高さについて、RETRO TKLと同等かと思ってましたが、並べてみたら、手前側だけHuntsman Miniのほうが少し高かったです。
RETRO TKLは赤軸仕様ですが、キーを押した感触は両機種とも似ていました。
続いて、テンキーレスのキーボード、ロジクール G913TKL(メーカーウェブサイト)と幅を比較してみます。
60%キーボードは、テンキーレスキーボードのナビゲーション系のキーが配置されている部分がまるまるありません。
これらの機能を別のキーにファンクションと組み合わせて使えるよう、設定されています。
キートップ側面に「fn」キー(Hypershift機能)と組み合わせて使う機能が印刷されています。
たとえば「fn」キーを押しながら「Backspace」キーを押すと「Delete」キーとして機能します。
この配置が微妙に使いづらいですが、Razer Synapseを使って少し改善できそうです。
机を広く使いたいときの第一候補
- とにかく机の作業スペースを確保したい
- ゲームでマウスをぶんぶん振り回しがち
- ゲーミングキーボードで事務作業ができなくてもOK
テンキーレスのさらに上を行くコンパクト設計、60%キーボード。
WASDキーをメインに、他のキーをアビリティなどで使う方ならば、60%キーボードでも問題ありません。
Pro Click Miniが大きく見えるほど、キーボード本体が小さいです。
その分、マウスを動かす領域は間違いなく広くなります。
マウスがキーボードにコツコツぶつかることも少なくなります。
小さくても、キーボードを光らせて素敵に、おしゃれに使えます。
このキーボードのLEDはとても鮮やかなので、薄暗い部屋でも明るい部屋でもとてもキートップが見やすいです。
Razer Synapseをインストール済みのPCならば、光り方も自分好みに細かく調整できます。
Razer好きならコレクションに、ただし普段使いは難しそう
Razer好きで小型キーボードをお探しなら、このキーボード!
ただし、60%キーボードという特殊な大きさのため、矢印キーをファンクションキーで都度有効化させる必要があるなど、普段使いには少し使いづらい面もあります。
このキーボードのファンクション機能は「Hypershift」という機能で動作しています。Razer製マウスでHypershiftを起動させることで、いくつかの弱点を解消できそうです。
ゲーミングキーボードなので、キー押下時の感触、キーの点灯設定などのゲーミング機能の基本は押さえてあり、ゲームでの使用ならば不便は感じません。
コレクションアイテムとしても、ぜひ!