仕事で使えそうなゲーミングマウスを購入して実機検証!

2022年11月19日 11:33

オンボードメモリの機能比較

オンボードメモリ仕様の比較

特定の動作を記憶させておくことで、別のPCやリモートデスクトップでも、いつもどおりの機能を使用することができます。

オンボードメモリの機能について、仕様をまとめました。

機能/機種名オンボードメモリ
搭載有無
キーストローク登録
メモリ上への
マクロ記憶
シフトキー機能
コルセア KATAR PRO WIRELESS搭載:1スロット※制限あり(マクロで回避可)なし
Razer Basilisk X HyperSpeed搭載:1スロット制限あり×あり
ロジクール G304搭載:1スロット可能あり
(参考)コルセア IRONCLAW RGB搭載:3スロット制限あり(マクロで回避可)なし
(参考)ロジクール MX Master 3非搭載不可×なし?
オンボードメモリ搭載有無と機能制限

※コルセア KATAR PRO WIRELESSのオンボードメモリは、現時点で使用できませんでした。

キーストロークの制限

アプリケーションキーと他のキーを組み合わせる場合、登録可否はメーカーにより異なります。

Razerは標準機能での設定不可(マクロの本体保存も不可)、コルセアはマクロで設定可能、ロジクールは標準、マクロともに登録可能です。

キーストローク制限をマクロ設定本体保存で回避可能か?

たとえば、Excelで値の貼り付けのショートカットキーを登録するとき、「アプリケーションキー」+「V」キーを登録します。

この「アプリケーションキー」はマウス設定ソフトによって取り扱いが異なるため、その違いを説明します。

Razer(RazerSynapse)

標準機能でアプリケーションキーの登録はできません。

アプリケーションキーとの組み合わせはマクロとして登録可能ですが、マクロ設定を本体に設定することができないため、Synapseの無い環境ではアプリケーションキーやその組み合わせ設定を使うことはできません。

コルセア(iCUE)

標準機能でアプリケーションキーの登録はできません。

アプリケーションキーとの組み合わせはマクロとして登録可能で、かつマクロ設定を本体に保存可能です。

iCUEが無い環境でも、アプリケーションキーやその組み合わせ設定を使うことが可能です。

ロジクール(G HUB)

標準機能でアプリケーションキーの登録が可能です。

さらに、アプリケーションキーとの組み合わせはマクロとして登録可能で、かつマクロ設定を本体に保存可能です。

G HUBが無い環境でも、アプリケーションキーやその組み合わせ設定を使うことが可能です。

本体仕様・設定ソフト

コルセア KATAR PRO WIRELESS

コルセアは「iCUE」という設定ソフトを使用します(MacOS版もあります)。

コルセア iCUE 設定画面

コルセアのマウスは、シフト機能はありません。

コルセアで多数の機能を登録したいときは、「IRONCLAW RGB WIRELESS」や「CORSAIR DARK CORE RGB PRO Wireless」を検討してください。

コルセアのマウスで上位機種の一部(IRONCLAW RGB WIRELESS等)は、オンボードメモリスロットを3つ持つ機種がるので、たくさんの機能を割り当てたいときは上位機種を検討してください。

オンボードメモリへのデータ転送や設定

KATAR PRO WIRELESSのオンボードメモリが使用できない

今回紹介した「KATAR PRO WIRELESS」は、オンボードメモリ搭載機種となっていますが、プロファイルの保存ができませんでした。

[参考]オンボードメモリが使用できる場合の設定画面

コルセアiCUEからオンボードメモリへ転送するときは有線接続が必須ですが、このマウスは有線接続できない機種です。

すぐにコルセアのマウスを使って作業をしたい方はオンボードメモリを使わない運用を検討するか、「IRONCLAW RGB WIRELESS」など確実にオンボードメモリが使用できる機種を検討してください。

ソフトがインストールされているPCで使う場合、指定のアプリケーションに紐づけておくこともできます。

たとえば、ゲームを起動したときは1番目のプロファイル、Excelを起動しているときは2番目のプロファイルといった切り替えが自動で行えます。

Razer Basilisk X HyperSpeed

Razerは「Synapse」という設定ソフトを使用します(MacOS版もあります)。

Razer Synapse シフト機能設定中

Razer Basilisk X HyperSpeedは、オンボードメモリを1スロット搭載しています。また、シフト機能を備えていて、機能の割り当てを増やすことができます。

Razerのマウスは、マクロ設定をオンボードメモリ上で使用できません。

オンボードメモリ機能を使用するとき、キーストローク登録ができないパターンをマクロで回避することはできません。

シフト機能について紹介します。

Razer Synapse シフト機能設定中

この画像は、シフト機能が働いているときに、どのボタンがどういった動作をするか設定します。

「戻る」ボタンにシフト機能を持たせ、スクロールホイールに「戻る」ボタンクリック機能、右ボタンにはExcelの「書式の設定の起動」のキーストロークを割り当てています。

シフト機能を「戻る」ボタンに割り当てたのは、親指が「進む」ボタンを押す際に「戻る」ボタンに触れてしまうことを避けたためです。

オンボードメモリへのデータ転送や設定

割り当て設定すると、すぐにオンボードメモリに保存されます。

ソフトが入っているPCであれば、アプリケーションに紐づけて使用することもできますし、マクロ機能も思うがままに使用できます。

非常にユーザーフレンドリーで、さすがRazer。

ロジクール G304

ロジクールは「G HUB」という設定ソフトを使用します(MacOS版もあります)。

ロジクール G304は、オンボードメモリを1スロット搭載しています。また、シフト機能を備えていて、機能の割り当てを増やすことができます。

ロジクールGシリーズのマウスは、シフト機能とマクロの両方が使用できます。

キーストローク登録ができないパターンは、マクロで回避可能です。シフト機能も組み合わせて、動作を2~3パターン増やすことができます。

シフト機能について紹介します。

この画像は、シフト機能が働いているときに、どのボタンがどういった動作をするか設定します。

「戻る」ボタンにシフト機能を持たせ、スクロールホイールに「戻る」、左ボタンにExcelの「文字列の貼り付け」のマクロ動作、右ボタンにExcelの「書式の設定の起動」のマクロ動作を設定しました。

シフト機能を「戻る」ボタンに割り当てたのは、親指が「進む」ボタンを押す際に「戻る」ボタンに触れてしまうことを避けたためです。

オンボードメモリへのデータ転送や設定

オンボードメモリを動作させるために、G HUB上でオンボードモードメモリにデータを転送し、オンボードモードに切り替える必要があります。

オンボードメモリモードから通常モードに切り替えるときも、G HUBから変更します。

やり方がわかれば、転送もオンボードメモリモードへの切り替えも難しくはないですが、ユーザーフレンドリーではないです。

もし職場で使うなら

オンボードメモリ機能が確実に使える「Razer Basilisk X HyperSpeed」または「ロジクール G304」がいいです。

オンボードメモリに作成したマクロを記録して使う場合は「ロジクール G304」一択です。

マクロまで持ち歩きたいなら「ロジクール G304」一択です。

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