CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)レビュー

2024年4月21日 15:14

コルセアのゲーミングキーボード「CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)」(CH-911D11A-JP)は、アクチュエーションポイントがわずか1mmの光学メカニカルキースイッチ「CORSAIR OPX」を採用したテンキーレスモデルです。

シルバーのアルミニウムフレームと白色のキートップがおしゃれなデザインで、どんなデスクにも馴染みます。

この記事では、このキーボードの外観や特徴、使用感や設定ソフトについてレビューします。

CORSAIR K60 PRO TKLで高速入力を手に入れろ!

2023年2月、CORSAIR K60 PRO TKLにホワイトモデルが追加されました。

CORSAIR K60 PRO TKLはK65 RAPIDFIRE(銀軸仕様)の後継機で、キースイッチはコルセア独自開発の「CORSAIR OPX」(光学メカニカルキースイッチ)が採用されています。

アクチュエーションポイントは公称値1mmで、キーを軽く押し込んだだけで反応します。

検証用に購入したキーボードですが、触っても面白いですし、見てるだけでも満足感が高いです。

CORSAIR K60 PRO TKL RGBのスペック

スペック項目スペック詳細
キースイッチCORSAIR OPX(光学メカニカルキースイッチ)
アクチュエーションポイント1.0mm
アクチュエーションフォース45g
キー数87
キーロールオーバーNキーロールオーバー
ポーリングレート1000Hz
インターフェースUSB Type-C
ケーブル長1.8m
サイズ355 x 132 x 40mm
重量約880g
LEDRGB
購入価格18,473円(アマゾンで購入/購入日:2023年4月29日)
主なスペック(右スクロールですべて見られます)

コルセアの製品ページから引用していますが、この内容は製品ページでも確認できます。

CORSAIR K60 PRO TKL RGB|メーカーの製品ページ

コルセア独自のキースイッチ「CORSAIR OPX」

従来機種のキースイッチは「Cherry MX Speed」(通称:銀軸)が使われていましたが、CORSAIR K60 PRO TKL RGBではコルセア独自のキースイッチ「CORSAIR OPX」が採用されています。

「Cherry MX Speed」もアクチュエーションポイント公称値1.2mmで反応距離が相当短いですが、「CORSAIR OPX」は公称値1mmなので、さらに反応速度が速いです。

押し込んだ感触はCHERRY MXの赤軸(リニア)に近いですが、もっと簡単に押し込める印象です。

このキースイッチについては、コルセアが紹介ページを用意していますので、そちらもご確認ください。

CORSAIR キースイッチ紹介ページ
https://www.corsair.com/jp/ja/s/keyswitches

CORSAIR キースイッチ紹介ページ

CORSAIR K60 PRO TKL RGBの外観

キーボード本体の外観

CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)の外観は、シルバーのアルミニウムフレームと白色キートップが特徴的です。テンキーレスモデルなので、コンパクトでスペースを取りません。

キーボード本体の特徴

キーボードの質感やキートップ

キートップはPBT製で、耐久性や触感が良いです。

キーの刻印は英字のみで、かな表示はありません。

キートップの触り心地はさらさら感があり、滑る感じではないです。

キーボードの高さ調整

キーボードの背面には、傾斜調整用のスタンドがあります。

スタンドを立てると、キーボードの傾斜が8度になります。

スタンドにも滑り止めが付いているので、安定感があります。

USBケーブル接続ポート

USB接続ポートは、USB TypeCです。

USB接続ポートは、USB Type-Cです。ケーブルは着脱式で、標準添付のものはUSB Type-AとType-Cの組み合わせです。ケーブルの長さは1.8mです。

私はメッシュタイプのケーブルを使いたかったので、オウルテックのメッシュタイプ、長さ2mケーブルを購入しました(ビックカメラ池袋本店/1,880円(税込)で購入)。

機能的な特徴と操作性は非常にいいが打鍵音はやはり気になる

CORSAIR K60 PRO TKL RGBの使用感

キーボードの使用感は、非常に快適です。

キースイッチの「CORSAIR OPX」は、光学メカニカルキースイッチという仕組みで、キーを押すとレーザーが遮られて入力が行われます。そのため、アクチュエーションポイントが1mmと非常に短く、キーを軽く押すだけで反応します。

打鍵感はリニアで、スムーズに押し込めます。また、アクチュエーションフォースは45gと軽めであり、使用中に疲労しにくいです。

このキースイッチは、ゲームだけでなく、タイピングや作業にも適しています。

ただし、キーを奥まで押し込んだときに金属音が筐体内部の空洞に響くため、この音が鳴ることに対して好みがわかれるところだと考えます。

私はあまり気になりませんが、静かな環境で使う場合や周りに迷惑をかけたくないときは、注意が必要です。

CORSAIR K60 PRO TKL RGBのLED点灯

キーボードのLED点灯は、RGBで16.8万色に対応しています。

LEDの明るさや色、パターンなどは、設定ソフトの「CORSAIR iCUE」で細かくカスタマイズできます。また、キーボードにはプリセットのLED点灯モードが10種類あり、FnキーとF3キーで切り替えられます。

プリセットのモードは、以下のとおりです。

  • レインボウウェーブ
  • レインボースパイラル
  • レインボーパルス
  • レインボーシフト
  • カラーシフト
  • カラーパルス
  • カラーウェーブ
  • ビスタ
  • レイン
  • スタティック

コルセア iCUEによる設定方法は、このページの下部のリンク先をご覧ください。

ファンクションキーによるプリセット

ゲーム中にWindowsキーを押下してしまい、フルスクリーンモードが解除されたり意図しない操作をしてしまう、といったことを防ぐため、一部のキー押下を無効化する機能を搭載しています。

この機能は設定ソフト「CORSAIR iCUE」が入っていなくても動作させることができるので、持ち運んで別の場所で使用することを前提に使うユーザーのことがよく考えられているな、と思いました。

CORSAIR K60 PRO TKL RGBの総評

CORSAIR K60 PRO TKL RGBは、光学メカニカルキースイッチ搭載の高速反応キーボードです。

シルバーのアルミニウムフレームと白色のキートップがおしゃれで、テンキーレスモデルなのでコンパクトです。

キースイッチの「CORSAIR OPX」は、アクチュエーションポイントが1mmと非常に短く、キーを軽く押すだけで反応します。打鍵感はリニアで、スムーズに押し込めます。

LED点灯は、RGBで16.8万色に対応しており、設定ソフトでカスタマイズできます。キーボードにもプリセットのLED点灯モードが10種類あります。

このキーボードの欠点としては、キーを奥まで押し込むと金属音が響くことです。

この音は、好みや環境によっては気になるかもしれません。また、キーの刻印が英字のみで、かな表示がないことも、日本語入力に慣れていない人には不便かもしれません。

私はこのキーボードを使って、ゲームやタイピング、作業などを楽しんでいます。高速反応と快適な打鍵感が魅力的なキーボードです。

興味のある方は、ぜひ試してみてください。