CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)レビュー
コルセアのゲーミングキーボード「CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)」(CH-911D11A-JP)は、アクチュエーションポイントがわずか1mmの光学メカニカルキースイッチ「CORSAIR OPX」を採用したテンキーレスモデルです。
シルバーのアルミニウムフレームと白色のキートップがおしゃれなデザインで、どんなデスクにも馴染みます。
この記事では、このキーボードの外観や特徴、使用感や設定ソフトについてレビューします。
CORSAIR K60 PRO TKLで高速入力を手に入れろ!
2023年2月、CORSAIR K60 PRO TKLにホワイトモデルが追加されました。
CORSAIR K60 PRO TKLはK65 RAPIDFIRE(銀軸仕様)の後継機で、キースイッチはコルセア独自開発の「CORSAIR OPX」(光学メカニカルキースイッチ)が採用されています。
アクチュエーションポイントは公称値1mmで、キーを軽く押し込んだだけで反応します。
検証用に購入したキーボードですが、触っても面白いですし、見てるだけでも満足感が高いです。
CORSAIR K60 PRO TKL RGBのスペック
スペック項目 | スペック詳細 |
---|---|
キースイッチ | CORSAIR OPX(光学メカニカルキースイッチ) |
アクチュエーションポイント | 1.0mm |
アクチュエーションフォース | 45g |
キー数 | 87 |
キーロールオーバー | Nキーロールオーバー |
ポーリングレート | 1000Hz |
インターフェース | USB Type-C |
ケーブル長 | 1.8m |
サイズ | 355 x 132 x 40mm |
重量 | 約880g |
LED | RGB |
購入価格 | 18,473円(アマゾンで購入/購入日:2023年4月29日) |
コルセアの製品ページから引用していますが、この内容は製品ページでも確認できます。
CORSAIR K60 PRO TKL RGB|メーカーの製品ページ
コルセア独自のキースイッチ「CORSAIR OPX」
従来機種のキースイッチは「Cherry MX Speed」(通称:銀軸)が使われていましたが、CORSAIR K60 PRO TKL RGBではコルセア独自のキースイッチ「CORSAIR OPX」が採用されています。
「Cherry MX Speed」もアクチュエーションポイント公称値1.2mmで反応距離が相当短いですが、「CORSAIR OPX」は公称値1mmなので、さらに反応速度が速いです。
押し込んだ感触はCHERRY MXの赤軸(リニア)に近いですが、もっと簡単に押し込める印象です。
このキースイッチについては、コルセアが紹介ページを用意していますので、そちらもご確認ください。
CORSAIR キースイッチ紹介ページ
CORSAIR キースイッチ紹介ページ
https://www.corsair.com/jp/ja/s/keyswitches
CORSAIR K60 PRO TKL RGBの外観
キーボード本体の外観
CORSAIR K60 PRO TKL RGB(ホワイトモデル)の外観は、シルバーのアルミニウムフレームと白色キートップが特徴的です。テンキーレスモデルなので、コンパクトでスペースを取りません。
キーボード本体の特徴
キーボードの質感やキートップ
キートップはPBT製で、耐久性や触感が良いです。
キーの刻印は英字のみで、かな表示はありません。
キートップの触り心地はさらさら感があり、滑る感じではないです。
キーボードの高さ調整
キーボードの背面には、傾斜調整用のスタンドがあります。
スタンドを立てると、キーボードの傾斜が8度になります。
スタンドにも滑り止めが付いているので、安定感があります。
USBケーブル接続ポート
USB接続ポートは、USB TypeCです。
USB接続ポートは、USB Type-Cです。ケーブルは着脱式で、標準添付のものはUSB Type-AとType-Cの組み合わせです。ケーブルの長さは1.8mです。
私はメッシュタイプのケーブルを使いたかったので、オウルテックのメッシュタイプ、長さ2mケーブルを購入しました(ビックカメラ池袋本店/1,880円(税込)で購入)。
機能的な特徴と操作性は非常にいいが打鍵音はやはり気になる
CORSAIR K60 PRO TKL RGBの使用感
キーボードの使用感は、非常に快適です。
キースイッチの「CORSAIR OPX」は、光学メカニカルキースイッチという仕組みで、キーを押すとレーザーが遮られて入力が行われます。そのため、アクチュエーションポイントが1mmと非常に短く、キーを軽く押すだけで反応します。
打鍵感はリニアで、スムーズに押し込めます。また、アクチュエーションフォースは45gと軽めであり、使用中に疲労しにくいです。
このキースイッチは、ゲームだけでなく、タイピングや作業にも適しています。
ただし、キーを奥まで押し込んだときに金属音が筐体内部の空洞に響くため、この音が鳴ることに対して好みがわかれるところだと考えます。
私はあまり気になりませんが、静かな環境で使う場合や周りに迷惑をかけたくないときは、注意が必要です。
CORSAIR K60 PRO TKL RGBのLED点灯
キーボードのLED点灯は、RGBで16.8万色に対応しています。
LEDの明るさや色、パターンなどは、設定ソフトの「CORSAIR iCUE」で細かくカスタマイズできます。また、キーボードにはプリセットのLED点灯モードが10種類あり、FnキーとF3キーで切り替えられます。
プリセットのモードは、以下のとおりです。
- レインボウウェーブ
- レインボースパイラル
- レインボーパルス
- レインボーシフト
- カラーシフト
- カラーパルス
- カラーウェーブ
- ビスタ
- レイン
- スタティック
コルセア iCUEによる設定方法は、このページの下部のリンク先をご覧ください。
ファンクションキーによるプリセット
ゲーム中にWindowsキーを押下してしまい、フルスクリーンモードが解除されたり意図しない操作をしてしまう、といったことを防ぐため、一部のキー押下を無効化する機能を搭載しています。
この機能は設定ソフト「CORSAIR iCUE」が入っていなくても動作させることができるので、持ち運んで別の場所で使用することを前提に使うユーザーのことがよく考えられているな、と思いました。
CORSAIR K60 PRO TKL RGBの総評
CORSAIR K60 PRO TKL RGBは、光学メカニカルキースイッチ搭載の高速反応キーボードです。
シルバーのアルミニウムフレームと白色のキートップがおしゃれで、テンキーレスモデルなのでコンパクトです。
キースイッチの「CORSAIR OPX」は、アクチュエーションポイントが1mmと非常に短く、キーを軽く押すだけで反応します。打鍵感はリニアで、スムーズに押し込めます。
LED点灯は、RGBで16.8万色に対応しており、設定ソフトでカスタマイズできます。キーボードにもプリセットのLED点灯モードが10種類あります。
このキーボードの欠点としては、キーを奥まで押し込むと金属音が響くことです。
この音は、好みや環境によっては気になるかもしれません。また、キーの刻印が英字のみで、かな表示がないことも、日本語入力に慣れていない人には不便かもしれません。
私はこのキーボードを使って、ゲームやタイピング、作業などを楽しんでいます。高速反応と快適な打鍵感が魅力的なキーボードです。
興味のある方は、ぜひ試してみてください。