釧路で釧路湿原を見て勝手丼を食べよう
仕事で道東に行ってきました。
業務都合で1日オフになったので、釧路湿原にある細岡展望台と和商市場で「勝手丼」なるものを食べてきました。
釧路湿原の「細岡展望台」は絶景ポイント
釧路湿原には、その広さを実感できる展望台がいくつかあるようです。今回は公共交通機関のみで移動しなければならないため、駅からでもアクセスしやすいといわれている「細岡展望台」をチョイス。
行程は以下の通りです。
列車での行程(2019年7月3日時点)
<行き>
釧網本線〔快速しれとこ摩周〕網走行き
釧路 8:57 → 釧路湿原 9:15
運賃 360円
<帰り>
釧網本線〔くしろ湿原ノロッコ1号〕釧路行き
釧路湿原 12:39 → 釧路 13:05
運賃 360円(自由席利用)
<駅からの時間>
駅~ビジターセンター 10分
ビジターセンター~展望台 10分
実際に行ってみる
行きの列車は1両編成の気動車(キハ54形)です。
帰りの列車は観光列車「くしろ湿原ノロッコ」号という列車で、自由席が1両あるのでそこに乗りました。平日のせいか座席には余裕があります。
列車に揺られること20分、釧路湿原駅に到着します。
あとから簡易的に作られたようなホームと、それに似合わないこぎれいな駅舎があります。
駅を出ると、というよりホームに降りた瞬間、丘の上に登るような形で階段があります。階段の左に「駐車場」と書かれた看板の方に行くと、遠回りですが、坂道で行くこともできます。
どちらの道を進んでも、ビジターセンター(駐車場/おみやげやなかなかおいしいソフトクリームを食べることができます)で合流します。
今回は階段で往復します。
段差がばらばら、階段のヘリの部分が出っ張ってしまっているので若干登りづらいです。ヒールとかじゃなければ大丈夫そうですが、足腰に心配があるときは坂道から行きましょう。
登りきるとビジターセンターの前に出ます。坂道を登ってくると、ここで合流します。ビジターセンターはあとで書きます。
ビジターセンターの前を右に曲がると、今度は坂道です。
写真で見るとわかりづらいですが、結構な坂道です。
そして人も写っていますが、ほんの一部です。列車が到着した直後ということもあって、前にも後ろにも結構な人がいます。周りは原生林そのものなのに、人がいっぱいいる、少し不思議な光景です。
少し進むと左手に最初の展望台があります。
ここからも景色を見ることができます。木々が視界に入ってくるため、広さは実感できますが少し見づらい感じの景色です。
ビジターセンター横にある森の中に続く遊歩道を進むと、この展望台に出てきます。今回は一番近いルートである坂道のみを歩いているので所要時間はわかりませんが、遊歩道経由もさほど距離は変わらないように見えます。
坂道を引き続き上ります。
さきほどの展望台からすぐのところ、右側に展望台の入り口が現れました。
展望台に向けて曲がると、すぐに釧路湿原の案内看板が現れます。
実際に現地に行くと、右手後方に素敵な景色が広がっているのがわかります。
展望台に到着しました。展望台に入る前に、すでにすごい景色が広がっている、そう想像できる場所です。
たいていは人がいっぱいいるので、うまいことタイミングを見て前に出るか、1時間くらいかけて人が引くのを待つしかありません。
え?私ですか?
待ちましたよ、ここで。約1時間待ちました。人がいない景色がどうしても撮影したかった、それだけです。
一番前に出て、目の前に広がる景色を堪能しましょう。
写真ではなかなかその美しさや広さが実感しづらいです。
しばし考えながら景色を眺めていると・・・
タンチョウがなにかやっています。
釧路湿原にタンチョウがいることは珍しくないですが、この展望台から確認できるのは珍しいそうです。
タンチョウを見かける前はカヌーが下って行っていたので、水面から湿原を楽しむこともできそうです。
さて、どうやって撮影したらその広さや素敵さが伝わるかな?と考えた結果、以下のような写真にすることにしました(天気はどうにもならん・・・)。
撮影する場所にもよりますが、看板や柵、人などの対象物が入っていると、この湿原の広さがよくわかると思います。この2枚はお気に入りの写真です。
平日にもかかわらず人がいなくなる、少なくなる時間帯はそうそうなく、どんなに少なくても2~3人は必ず人がいるような状態です。
列車の時間との兼ね合いもありますが、時間に余裕があるときは粘ってみる、車で行くときは列車が到着してから60分後くらいの時間を狙っていくといいかもしれません。
さて、ビジターセンターまで戻りましょう。
ビジターセンター「 細岡ビジターズ・ラウンジ」
駐車場、休憩所、お土産品販売、コーヒーやソフトクリームと言った軽食を販売してくれる施設です。駅にはトイレはないので、必要ならここを借りましょう。
中に入ると広いスペースに写真や歴史などの展示物、おみやげ品や軽食の販売コーナー、休憩スペースがあります。
列車に乗るまでの時間、ここでソフトクリームをいただきながら休憩してました。疲れていたせいもあり、甘いものが脳にしみてくる感じでおいしくいただきました。
名物の「勝手丼」を食べに和商市場に行こう
釧路湿原からの帰りの列車、釧路駅到着は13時すぎ。おなかが空いたころです。釧路駅前に「和商市場」があり、そこで「勝手丼」を食べることを思い出したので、「勝手丼」を食べに行ってみます。
外から見てもわかるくらい、建物が大きいです。団体、個人を問わず、どんどん人が吸い込まれていきます。
生魚が苦手な人向けかな?
焼き魚を提供してくれる店や寿司屋も入店しています。勝手丼の勝手がなんとなくわからない、迷ってしまう、ということであればここにあるお店でも満足できると思います。
市場内の様子です。通路は1本ではないので、納得いくまでぐるぐるまわりましょう。きっとピンとくる食材があるはずです。
エビが私を呼んでいる。そう思ったので早速ごはんを購入します。
ふつうのごはんのほか、酢飯を販売しているお店もあります。量も4つくらいのなかから選択できます。おなかの具合と相談して「大」を選択しました。
エビが呼んでいる店に戻ります。
途中、いたるところから営業(呼び込み)をかけられますが、すべて聞かなかったことにして目的のお店に向かいます。
お見せでチョイスし、完成したものがこちら。
エビ、中トロ、サーモン、たまご、いくら、うに、しめて2000円くらい。いくらか忘れました。
今年はウニの入荷量が少ないため、値段は同じで量が少ないか、量は同じで値段が高いかのどちらかです。豊漁だったら別のものが高くなる気もするので、ウニが安くなったところでトータルでは変わらないかもしれません。
ご飯を買ったお店、割りばしの袋を見せれば味噌汁を150円ではなく100円で売ってくれる、とのことなので、カニ汁を追加。
色鮮やかな感じ、カニ汁がさらに食欲を掻き立てます。
味?
もちろんおいしかったです。自分の好きな具材トップ5を入れているんですから、絶対にはずれはないし、おいしくいただけないわけがないです。
少し高い気もしますが、自分の好きなものだけ食べられるなら、この値段はふつうかな?という感じもします。
感想
曇っていたけど湿度は低かったですし、思ったより乾燥していましたね。
乾燥違い・・・。
というオヤジギャグは置いておいて。
釧路湿原の細岡展望台は一度は行ってみてほしい場所のひとつです。ここは晴れ、そして夕方がものすごい感動できる場所だと聞いています。もし機会があれば晴れの日に再訪したいです。
そして勝手丼は好きなものだけのせられる海鮮丼として、非常にクオリティの高いものです。お財布が許すのであれば、ここもおすすめできる場所の一つです。
釧路という街の一端かもしれませんが、非常に堪能させてもらいました。