自作PC作例とレビュー Ryzen 5 7600X/Define 7 Mini

2023年7月17日 22:50

AMD Ryzen 5 7600XとFractal Design Define 7 Miniを使い、PCを作成(更新)しました。

この記事ではパーツ構成やFractal Design Define 7 Miniを使った組み立てのポイント、搭載したパーツの性能を簡単に紹介します。

TDP(PPT)変更と電源オフセット方法も紹介しています(自己責任でどうぞ)。

PCパーツ構成

今回組み立てするPCは、以下のパーツで構成されています。

パーツ品名リンク
メーカー公式以外はアフィリエイトリンク
購入価格
(税込)
CPUAMD Ryzen5 7600Xメーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\49,900
マザーボードMSI MAG B650M MORTAR WIFIメーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\35,297
メモリG.SKILL F5-6000J3238F16GX2-TZ5NR
メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\39,800
電源CORSAIR CP-9020235-JP(RM850 2021 ATX 850W GOLD)メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\13,200
CPUクーラーMSI MPG CORELIQUID K240 V2メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\27,980
ビデオカードRADEON RX 7900 XT 20G(リファレンスモデル)メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! 別記事で紹介
SSD1Western Digital WDS500G3X0C(500GB M.2 SSD)メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!流用
SSD2Western Digital WDS100T3X0E(1TB M.2 SSD)メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\11,280
ケースFractal Design Define 7 Miniメーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo!\20,680
購入金額\198,137
構成パーツ一覧(右にスクロールして購入価格を表示)

Fractal Design Define 7 MiniはMcroATXのケースで、ATXより小ぶりですがMini-ITXよりはるかに大きいため、若干の小型化を実現しながら、メンテナンス性が格段にいいです。

裏配線のスペースを活用しながら、のちのメンテナンスがしやすいように組み立てをしていきます。

MicroATXだから小型ということもない

このページでは、PCパーツの簡単な紹介、組み立てのポイントをまとめました。

使用したケース

ケースはFractal Design Define 7 Miniです。

マザーボードの最大搭載サイズはMicroATXとなっており、ATX電源を搭載できるため、ATXより若干小さいですが、「小型」というほど小さくはありません。

左側面 ガラスパネル

左側面は強化ガラスパネルとなっていて、組み込んだパーツを外から見ることができます。

外観はとてもシックであり、黒色なのでどんな色にも溶け込みます。

ケース天面 フロントインターフェイス
ケース内部(裏配線)

ケース内部はゆとりがあり、ケースファン、簡易水冷クーラーのヘッダやラジエーター、グラフィックスボードや配線取り付けは作業しやすいです。

また、裏配線がしやすくなる仕組みがふんだんに取り入れられており、裏配線に関するケースそのものの進化も感じられました。

ケースについては、この記事の3ページ目にレビュー記事があります。ぜひご覧ください。

AM5の特徴

今回組み立てたPCは、プラットフォームがAM4からAM5に変わったので、CPU、マザーボード、メモリは強制買い替えとなりました。

CPUとマザーボード

AM4からAM5への変更で、CPUのピンはマザーボード側に変更になりました。

CPU 裏側
マザーボード CPUソケット

CPU側は真っ平、マザーボード側にピンが立っていることがわかります。

CPUは「ソケットに差し込む」から「ソケットに置く」感じでセットします。

特に難しいことはありませんでしたが、私はCPUカバー部のプラスチックカバーを外してからCPUを取り付けました(外さなくても自動的に外れます)。

M.2 SSDスロットはSATA接続をサポートしない仕様のため、これまでM.2スロットに使っていたSATA接続SSDはNVMeタイプに買い替えました。

メモリ

AM5のマザーボードに入れ替えたため、これまで使っていたDDR4メモリは使えなくなりました。

今回の入れ替えでDDR5メモリを同時に購入しました。

メモリ本体
メモリ取り付け

DDR4との見た目の違いは、端子部の切り欠きの位置が異なります。

これまでG.Skillを使っていたため、安心安定を求めて今回もG.Skillのメモリを購入しました。

動作速度は標準で4800MHz、BIOSで「AMD EXPO」のプロファイルを読み込ませると6000MHzで動作します。

使用感

今のところ「満足」しています。

これまでも不満はなかったですし、現在は動画作成も行っていないためCPUパワーを必要としていません。

CPUやプラットフォームを更新し、グラフィックボードのボトルネックにならない構成を意識していますので、少なくとも2年はがんばってもらおうと思います。

次のページでは、CPUのTDP(RYZEN MasterではPPT)とCPU電圧設定方法を紹介しています。