be quiet!「SILENT WINGS 3」で簡易水冷クーラーのファンを劇的に静かにさせた

2021年4月29日 20:13

Mini-ITXケースに変えてからCPUクーラーのファン騒音がひどかったので、be quiet!の「SILENT WINGS 3」に交換して、思いっきり騒音を減らしました。

あまりにうるさかった簡易水冷のファン

現在使用しているCPUクーラーは簡易水冷タイプですが、Mini-ITXケースに変えてから付属のファンがかなりうるさいことに気づきました。ファンの回転数が全開になったとき、ヘッドホンをしていてもその音がわかるほどです。

ちなみに、今使っているCPUクーラーはENERMAXの「LIQFUSION / ELC-LF240-RGB」で、ファンはアドレッサブルLEDが搭載されているものです。

回転数は2000rpmで、CPUクーラーを天面に設置することでケース内排熱排熱も兼ねていました。ATXケースでは気づかなかったファンの音が、ケースが小さくなったことで目立ってしまいました。

この際なので、LED装飾を捨てて静かな方向に性能を振ることにしました。

個人的チョイスは「SILENT WINGS」一択

静穏をとことん求めるならNoctuaのケースファンなんだと思います。

ただ、Noctuaの色が好みでないのと、過去にSILENT WINGSを使っていたという実績から、今回もSILENT WINGSを買うことにしました。

「SILENT WINGS 3」PWMハイスピードタイプで、最大回転数は2200rpmです。

秋葉原のツクモパソコン本店、ツクモ「TSUKUMO eX.」でそれぞれ1台ずつ、計2台購入、1台当たり3,480円(税別)でした。ツクモ以外も含めて2つ以上在庫している店舗がなかったため、ツクモを2店舗ハシゴして購入しました。

外箱は相変わらずかっこいい

SILENT WINGS 3 のパッケージ

以前もこのファンを買ったと書きましたが、相変わらず外箱のデザインがかっこいいと思います。ただ、今どきはファンの中身がじかに確認できるようなパッケージが流行っているので、そういった意味では前時代的(保守的?)なパッケージです。

内箱は本体と付属品でセパレート

SILENT WINGS 3 の内箱

箱を開けると本体が入っている箱と付属品が入っている箱が出てきます。若干過剰包装気味ですが、輸送中や陳列時のことを考えると、このくらい過剰包装でもいいかと思います。

ファン本体

SILENT WINGS 3 本体(土台取り付け前)

箱から取り出すと、角が妙に丸まった感じがします。よく見るとねじを取り付ける土台がありません。土台は付属品の箱の中にあり、これを取り付けてファンの本体を「完成」させます。

電源ケーブルはスリーブされているので、どんなケースに入れてもきれいにセットできます。

付属品

別パーツの土台

ケースファン本体には、ねじ止め用の土台が取り付けられていません。付属品の土台を取り付けますが、2種類あるので、用途により取り付ける土台を決定します。

左からねじ、ワッシャー、ピンタイプの取り付け具

どのような基準で取り付ける土台を決めるかは、取り付け時にねじを使用するかピンタイプの取り付け具を使用するか、です。

PCケースに直接取り付ける場合はピンタイプの取り付け具を使用します。このときは穴の狭いタイプの土台を取り付けます。

土台を1か所だけ取り付け

ファンに直接ねじ止めをするときは穴の太いタイプの土台を取り付けます。

今回は簡易水冷クーラー付属の長いタイプのねじを使うので穴の狭いタイプでもいいかと思いましたが、あとで土台をはずして取り付けなおしすることになったらめんどくさいと思い、穴の太いタイプの土台を取り付けました。

取り付けた後の騒音はけた違いに小さい!

ラジエーターに取り付け、実際に動作させてみました。

騒音がけた違いに小さくなりました!

CPUクーラーやケースに対する排熱に関しては簡易水冷クーラーに付属しているものと遜色ないです。データ等は特に取っていませんし比較もしていません。

ただ、ファンから発せられる音はかなり静かになりました。夜中に起動していても後ろめたい気持ちになることはなくなりました。

LEDが少し寂しくなりましたが、私が眺めているPCの左側面はもともとグラボしか見えていなかったため、装飾よりは静穏を手に入れたことに満足しています。