GIGABYTE RGB Fusion用の4ピン-3ピン変換ケーブルを作ってみる(2019年追記版)

GIGABYTE RGB Fusion用の4ピン-3ピン変換ケーブルを作ってみる(2019年追記版)

3ピンタイプのアドレッサブルコネクタを4ピンに変換するケーブルを自作して、GIGABYTEのマザーボードでもアドレッサブルLEDを使えるようにしよう!

お知らせ・ご注意

2019年8月19日から、記事を改修しました。
以下の内容を追記しています。

  • ケーブル作成方法の詳細
  • LEDの10分岐基盤(市販品)を使った接続

ここではケーブル作成方法等を掲載していますが、自作ケーブルを使用して故障等が発生することも考えられます。すべて自己責任であることをご認識おきください。当方ではいかなる損害についても補償できません。あくまで「自己責任」で。

ちなみに、既製品でさえも挿し方ひとつで簡単にLEDが吹っ飛びます(本当に簡単です)。

追記部分については、目次より「 RGB Fusion用4ピン-3ピン変換ケーブル作成[Rev.2]」をご覧ください。ケーブル作成の詳細や手順も紹介しています。

RGB Fusion用4ピン-3ピン変換ケーブル作成[Rev.1]

RGB Fusion用4ピン→3ピン変換LEDケーブルがない!

簡易水冷CPUクーラー、ENERMAX「LIQFUSION/ELC-LF240-RGB」がGIGABYTEの「RGB Fusion」に対応している、と謳っていますが、私が先日交換したマザーボード「X470 AORUS GAMING5 Wi-Fi」ではちょっと工夫が必要ということがわかりました。

CPUクーラーのLEDを光らせるだけならば、CPUクーラーに付属するコントローラーを電源ケーブルに接続するだけでお手軽に光らせることができます。ただし、コントローラーにプログラムされている色、パターンのみでの対応になるので、他のLEDテープ等と連動ができません。
また、LED用のコネクタは4ピンでLEDピンアサインは5v指定です。マザーボードにLED用のピンが立っていますが、5v(と12vをジャンパーピンにて切り替え)で使用できるピンが3ピンです。
このコネクタ、3ピンと4ピンを変換できれば使用できそうです。
現に今回購入したマザーボードの一つ上のモデルでは、この変換ケーブルが付属しているとのこと。

う~ん、そこ省略するか、GIGABYTEさん。
でもないものはしょうがない。

と言うことで・・・。

4ピン→3ピン変換ケーブルを物色

秋葉原に変換ケーブルが無いか、物色しに行きます。
無かったら・・・、変換ケーブルを自分で作りましょう(あぁ、泥沼・・・)。

まずは、先日パーツを購入したツクモDOS/Vパソコン館へ。

見積りから購入まで担当いただいた方に相談したところ、LEDがらみで詳しい店員さんを紹介してくれました。が、平たく言えば変換するしか手がなく、またその手のケーブルは売っていないとのこと。
試しに、向かいにある「akiba LED ピカリ館 本館」(https://www.akiba-led.jp/)で相談してみては?と言われたので、さっそく行ってみましょう。

ダメもとでそんなケーブルが無いか聞いてみました。
お店の方に手書きメモを見せたら「このケーブルですね」と。
変換ケーブルあるじゃん(ワラ

と思ったのですが、4ピン側がたぶんこのままだと刺さらないです。
ただし配線はこれで問題なさそうです。

せっかくの夏休み。夏休みの宿題みたいな感覚で1からケーブルを手作りすることにしました。

実はこの手の工作は初めてなので、上に出てきた「akiba LED ピカリ館 本館」で材料と工具を揃えました。店員さん、ケーブルの作り方について簡単なレクチャーまでしてくれました(ありがとうございます)。
秋葉原で「秋葉原っぽいこと」をしてますね。

圧着工具を買う

圧倒的な使いやすさでエンジニアの「精密圧着ペンチ PA-20」をお勧めします。

最初に購入したのは「エーモン【1431】細線用電工ペンチ」ですが、少し太めのケーブルを作るとき用です。「自作PCでLED用ケーブルを作る」場合は「PA-20」のほうが圧着したときの形や大きさなど、非常に扱いやすいです。

この工具でコンタクト(金具?)を圧着したときは、上半分がハート形、下半分が円形になります。

最初に購入した「エーモン【1431】細線用電工ペンチ」です。価格は1,480円(税別)でした。
ケーブル作成の際、今は下で紹介しているこの工具は使用していません。ケーブル先端の皮膜を取るときだけはこっちの工具を使用しています。

この工具でコンタクトを圧着したときは、ケーブルを抱き込むように圧着され、全体が円形になります。円形をつぶさないように、ややコツが必要です。

中の芯の太さに応じて被膜を切り取る溝が違います。ケーブルは通常「AWG〇〇」という規格名称がついており、数字が小さいと線が太くなります。

はさみ(?)の部分に3種類の半円が刻んであり、それぞれケーブルの太さに応じて皮むきができるようになっています。

この工具一つで切ったり皮膜を取ったり圧着したりできます。

コネクターとケーブルを買う

工具の次は、それを使って圧着する部材も購入します。

商品名:3ピンコネクタ
価格:115円(税別)

商品名:4ピンコネクター
価格:135円(税別)

商品名:3p並行ケーブル 1メートル
価格:100円(税別)

オスまたはメスで5セット作れるようになっています。ピンが余ったらソケットの部分だけ買ってくればピンを有効活用でします。

ケーブルは、3本まとめてある(くっついている)ケーブルです。全部黒で1本だけ白とかがよかったんですけどね。今回は練習がてらなので、これで大丈夫です。

4ピン→3ピン変換ケーブルを実際に作ってみる

工具も材料も作り方という知識もそろったので、実際作ってみましょう。
下の写真は、一緒に買ってきた既製品です。作るときの見本として購入しています。

まずは3本程度作って、作ることに慣れることにしました。

かしめるときにきちんと丸くなるように力を加えなければならないとか、圧着工具のどの位置にコネクターがあるとうまく圧着できるかなど、少しコツが必要でしたので、1mのケーブルを何回かに分けて実際に作りこんでみました。

コツが必要でしたが、何回か作るうちに作り方、圧着時のコツなどがわかってきました。

最初に3ピン側を作ったので、作ったケーブルを実際にマザーボードに挿してみました。差し込むときにザクッといい感じの抵抗を感じたので、うまく作成できたと思います。

圧着工具のパッケージに書いてある説明に従い、ピンをケーブルに圧着しました。ケーブルはニッパーで長さがそろうように切り、圧着するときはピンの向き(上下)をできるだけ統一するようにしました。

4ピン平型タイプを作り、ケーブルは完成です。

・・・、若干ピンが不揃い(ワラ
緑色のケーブルがちょっと突っ張ったせいで、他のケーブルとの突っ張り具合のバランスが悪いです。何回作ってもこんな感じです。赤と白の長さを0.5mmくらい短くしてやれば大丈夫そうですが、そんな細かいことしなくてもいいかな?

後日、戻ってきたCPUクーラーのファンに接続し、無事に動作しました。

そして2019年夏、あるものを見つけてケーブル再作成へ・・・。

RGB Fusion用4ピン-3ピン変換ケーブル作成[Rev.2]

2019年はちょっと違うぜ変換ケーブル

2019年夏季休暇、池袋のツクモであるものを見かけました。

アイネックス アドレッサブルLED用10分岐基板です。

これの何がステキって、信号入力もオスになっていること、芯が剥き出しなことです。特に後者は自作ケーブルを使用する際に、何も考えずに「XHコネクタ ハウジング 4P」を使えることです。

手持ちのケーブル、ハウジングコネクタ、コネクタピンで対応可能で、サイズが微妙に合わない他のコネクタを一生懸命使う必要がありません(過去に作成したものも「挿しにくい」と書かれています)。

PCパーツショップやアマゾンで入手可能で、2,000円前後で購入できます。アドレッサブル用とRGB用の2種類存在するので、購入するときは注意してください。

点灯させていないファンも点灯できる!

実は、ケースの中にあるCPUクーラー以外にアドレッサブルLEDを搭載したケースファンがあり、コネクタ数の関係でLEDは接続せずに使用していました。

背面のケースファンはLEDが点灯しない

先ほど紹介したアイネックスの10分岐を使えば、このファンにも明かりを灯すことができる、ということで、喜び勇んで購入しました。
今後、天面や底面に張り付けているLEDテープをアドレッサブル仕様に取り換えたときは、この分配が大いに役立ってくれそうです。

というわけで、ギガバイト RGBFusion(3ピンタイプ)と簡易水冷クーラー、ケースファンのアドレッサブルLEDをきれいに点灯させるためのケーブルを作成していきましょう。

ケーブル作成を徹底解説

昨年この記事を書いたときは、なんとなく作ったモノの完成度が低いような気がしたこと、写真もそこまで頑張って撮影していなかったこともあり、その手順までしっかりかけていませんでした。
ここでは、できるだけ写真を使って作り方、その手順を紹介したいと思います。

このパートでは「4ピン-3ピン」の変換ケーブルとして紹介していますが、3ピン同士、4ピン同士の延長を行うときも参考になるかと思います。

工具と部材を準備する

圧着ペンチ

工具は上でも紹介していますが、改めて紹介します。
「エンジニア 精密圧着ペンチ PA-20」がおすすめです。

ケーブルは「AWG26」の規格のものを使用します。
AWGのあとの数値が大きいほど細く、小さいほど太くなります。

私は秋葉原で10mくらいの長い線を買いましたが、色にこだわりがない、長さもさほど長くなくていい、ということであれば長さ2mで6色セットの以下のケーブルで問題ありません。

ニッパー

ぶっちゃけ、なんでもいいです。
近くのホームセンターに行って買ってきてください。
精密タイプだと刃先がすぐにダメになるかもしれないので、ふつうのニッパーで大丈夫です。

ケーブル

コネクタに関してはアマゾンなどで買うよりも、秋月電子などの電材店から通販で買うほうがいいと思います。

3ピン側のコネクタ

4ピン側コネクタと3ピン側コネクタで使用するコネクタ種類を変えています。3ピン側を4ピン側で使用しているものと同じ種類のもので作ってもいいのですが、手持ちの部材を流用した結果、違うコネクタを使用して今に至っています。

細線用3Pコネクター SM-3P

akiba LED ピカリ館で購入できるコネクタです(同様の商品を秋月電子でも購入可能)。初めて購入したコネクタがこれで、マザーボード側がこのコネクタでフィットするので、現在も好んで購入しています。

ハウジング(写真の黒いコネクタ)とコンタクトピン(銀色のパーツ)がセットになっているので、間違ったサイズ、ということはありません。

細線用3Pコネクター SM-3P
akiba LED ピカリ館で購入

上記で紹介したコンタクトピンと次に紹介するコンタクトピンは、ハウジングに対する互換性はありませんので、必ず正しいサイズのハウジングとコンタクトピンを準備します。

4ピン側のコネクタ

XHコネクタ ハウジング 4P XHP-4
XHコネクタハウジング用コンタクト H-0011-P0.6

こちらは秋葉原の秋月電子で購入しました。このお店、とにかく種類が多くて並べられた商品も見やすい、というかわかりやすいです。1個からばら売りしてますけど、たいていは5個とか10個とかの袋入りを買っています。

AHP-4とH-0011-P0.6
画像が見づらいので詳細はリンク先参照

ケーブル作成

部材、工具がそろったので、ケーブルを作成します。

ケーブルを適度な長さに切る

ニッパーを使って、ケーブルを使う長さに切ります。私は心配性なので必要な長さよりも少しだけ長めに切ります。

ここではケーブル3本を準備しますが、色は任意で選択します。アドレッサブルLEDのピンアサインは「5V-D-G」です。私の場合は「5V」は赤、それ以外は黒を使っています。もちろん3色バラバラのほうが作業ミスは格段に減ります。

ニッパーでケーブルを切る
先端7~8mmの皮膜を取る

ニッパー等を使用して皮膜を7~8mm取ります。10mmくらい取ってしまっても、作業には支障ないと思います。今回は3本のケーブルですが、できるだけ長さをそろえられるように、切り取る皮膜の長さも揃えます。

ケーブル先端の皮膜を取る
剥き出しの芯線を半分に折る

剥き出しになった芯線はバラバラにならないようにねじって束ねます。束ねたら剥き出しになった部分を半部に折ります。

芯線を半分に折る
コンタクトピンを圧着する

この作業の最大の難関、コンタクトピンの圧着です。
画像で分かりますでしょうか?

コンタクトピンは芯線を圧着する部分と皮膜を圧着する部分があります。一つのコンタクトピンは2か所を圧着するようになっています(実際に見るとわかります)。

写真のように、芯線を圧着する部分に皮膜を取った部分を、皮膜をっ着する部分には皮膜がある部分をセットします。写真のように保持しておくのに、少しコツがいります。

ケーブルとコンタクトをセット

圧着は2か所行います。画像内では①、②と書かれている箇所が該当します(見える??)。

①②で示された圧着箇所
圧着工具で圧着する

圧着工具の出番です。

まずはじめに芯線を圧着します。上記画像の①となっている箇所です。いつもどのサイズを使用するか悩みます。私は2.0を使って圧着します。

作業は慌てずゆっくり行いましょう。ゆっくり押し込むように握ると、工具が意図する形状に圧着してくれます。

芯線の部分を圧着する

続いて皮膜の部分、上記画像の②となっている箇所を圧着します。

皮膜の部分を圧着する

2か所の圧着がうまくいくと、下の画像のようになります。圧着部分がケーブルを抱き込むように固定してくれます。

圧着されたケーブルとコンタクトピン
ハウジングにコンタクトピンをセットする

今回使用するハウジングには上部(?)に覗き穴のようなものがあるのでわかりやすいです。この覗き穴のようなところにコンタクトピンの「ツメ」がやってきます。

下の画像のようにケーブルを挿し込みます。

ハウジングにある覗き穴とコンタクトピンのツメを上にして挿し込む

奥まで押し込むと「カチッ」と音がしてツメが引っ掛かります。専用工具を使うと、このツメを引っ込めさせてケーブルを取り出すこともできます。この工具は持っていないので、いつか購入して紹介できればと思います。

ハウジングにコンタクトピンをセットした状態

3本ともセットすると以下の画像のようになります。
ピンアサインは「5V」の赤、真ん中の「D」、反対端の「G」となっています。

ハウジングにセットした状態

同じように4ピン側もハウジングにコンタクトピンをセットします。

3ピン側と違うのは、ハウジングに「▽」マークが刻印されており、原則としてこの▽マークの位置に「5V」や「12V」のケーブルをセットします。

ピンアサインは「▽」刻印位置に「5V」の赤、その隣に「D」、何も挿さない箇所を挟んで反対の端に「G」となります。

ピンアサインのイメージ
写真では「▽」の刻印が見づらいので画像編集で強調

全部セットすると以下のようになります。挿し込む要領は3ピンで紹介した方法、手順と同じです。

ハウジングにセットした状態

ケーブルが完成しました。
完成した状態の写真を撮り忘れているので、後日、改めてアップします。ただし、手元に部材が足りなくなってしまったため、購入するところから・・・。

接続して動作確認

完成したケーブルをテストします。

テスト方法は、分岐の基板は固定せずに、簡易水冷クーラーも接続せず、テストはケース背面についているケースファンのみでテストします。間違ったら簡単に異臭騒ぎになったり、簡単にLEDが吹っ飛びますからね(体験済み)。

で、ケースファンのみのテストは写真を撮り忘れたので結果だけ。問題なく点灯しました。

分岐の基板を本設置します。

分岐の基板を本設置

本設置、と言うものの、作業は基板の後ろに貼ってある両面テープでケース内に張り付けるだけです。基板にも「▽」マークがプリントされています。「▽」マークの位置が「5V」になりますので、ハウジングに刻印された「▽」マークと合わせるように挿し込みます。
「▽」マークは赤い線なので、「赤い線を基板の▽に合わせる」でも大丈夫です。

続いて各機器のケーブルを接続します。

ケースファン、簡易水冷のLEDケーブルを接続

ケーブルを接続しないところは、基板に付属しているキャップをつけてショートによる故障を防ぎます。

ケーブルが抜けやすいのが気になるので、ピンを指で中央方向に狭めるように押し付けます。ほんのわずかですが、方向が変われば抜けづらくなります。

指でピンを中央方向にわずかに曲げ、抜けづらくする作業中

すべての作業が終わったので、簡易水冷も接続して点灯します。

作業完了後の点灯状態

無事にすべて点灯しました。背面が暗く寂しい感じがしていましたが、点灯したらしっかり明るくなりました。

GIGABYTE RGBFusion で使用できるマザーボード側のコネクタは、今では4ピンタイプから1本ピンを抜いたタイプに変更されていますが、今回紹介したような3ピンタイプもまだまだ使われていると思います。

ケーブルでお困りの方の、少しでもお役に立てれば幸いです。