RADEON RX 7900 XTが想像の2倍以上にデキるやつだった
これまで使っていたグラフィックスボード RADEON RX 5700 XTをRADEON RX 7900 XTに入れ替えました。
ベンチマークテストの計測値は2倍の性能を示しており、ときどきカクついていたゲーム中の動作もスムーズになりました。
この記事では、ハイエンドモデルのRADEON RX 7900 XTの実物とベンチマーク結果について紹介していきます。
製品・購入情報
製品概要については代理店(株式会社アスク)のウェブサイトに詳細が記載されています。
株式会社アスク 製品情報 SAPPHIRE AMD Radeon RX 7900 XT 20GB GDDR6
株式会社アスク 製品情報
ツクモパソコン本店(秋葉原)で購入し、価格は税込みで159,000円でした。
グラボだけでパソコンが1台組み立てられそうな購入価格です。
製品外観
リファレンスモデルはどのメーカーでも同じデザインです。また、初回限定版、通常版も同じデザインです。
RADEON RX 5700 XTはSAPPHIREのオリジナルデザインモデルを使っていたので、その流れでSAPPHIREのリファレンスモデルを購入しました。
リファレンスモデルはどのメーカーのものでも同じつくりなので、他メーカーを検討される方も参考にしてください。
製品外観
重量はおそらく1.3キロくらいでしょうか。
電源は8ピン2系統です。
電源はCORSAIR RM850(RM850 2021 ATX 850W GOLD)を使っていますが、電源ケーブルの電線は高い電流でも対応できるケーブルを使っているらしいので、1本のケーブルで分岐側もまかなっています。
今のところ、特に問題は出ていません。
主な仕様
メーカーウェブサイトに記載されている仕様から、主要な性能を書き出しました。
製品名 | SAPPHIRE AMD RADEON RX 7900 XT 20GB GDDR6 初回限定版 |
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GPU | AMD Radeon(TM) RX 7900 XT |
動作クロック | ブースト 最大2400Mhz /ゲーム 最大2000MHz |
ストリームプロセッサ | 5376 |
メモリ | 20GB(GDDR6) |
解像度 | HDMI 7680×4320 /DP2.1 7680×4320 / USB TypeC 7680×4320 |
出力ポート | HDMI x 1 / DP x 2 / USB TypeC x 1 |
本体サイズ | 長さ276.4 x 奥行112.7 x 高さ51.25(2.5スロット占有) |
消費電力 | 308W |
PCケース「Fractal Design Define 7 Mini」に組み込むにあたり、GPU最大長331 mm, 306 mm(前面ファン取付時)を満たす必要があり、オリジナルデザインで大き目なファンを搭載した製品は「ファンが2つ」という制限があります。
ケースに収まる大きさの製品を検討したところ、「リファレンスモデルならこの条件を満たす」という結論に至りました。
「大きさ」が購入動機の一つになっているので、大きさを含めた仕様を転載しました。
ベンチマーク実行結果
3DMARK Time Spy Extreme、FINAL FANTASY XV(以降FF15)でベンチマークを行いました。
PCのパーツ構成については、以下の記事をご覧ください。
3DMARK Time Spy Extreme 実行結果
3DMARK Time Spy Extremeの実行結果です。
グラフが長い方が高性能となります(どれだけ処理をできたかというグラフです)。
RADEON RX 5700 XTとRADEON RX 7900 XTを比較し、トータルスコア(3DMARK スコア)は2倍強、GPU(グラフィックススコア)は2.7倍となっています。
2世代前のミドルクラスとの比較なので、2倍を超える性能差は納得です。
余談ですが、3DMARKがSteamでセールをしていたのでこの機会に購入しました(なのでTime Spy Extremeでベントマークを取っています)。
FF15 実行結果
FF15ベンチマークの実行結果です。
設定は「標準設定」、画面は「フルスクリーン」を使用しました。
RADEON RX 5700 XTとRADEON RX 7900 XTを比較し、解像度の設定にかかわらず約2.4倍の性能差がありました。
2世代前のミドルクラスとの比較なので、2倍を超える性能差は納得です(2回目)。
3年以上前、RADEON RX 5700 XTで実行したときも「すごい性能だ!」と思いましたが、そんな感動は簡単に上書きされてしまいました。
実際に使ってみた感想
私が遊ぶゲームは「Need for Speed」と「Transport Fever 2」ですが、特にTransport Fever 2で動作がスムーズになったと感じました。
Transport Fever 2は列車、車、人などの個別の動きをCPUで計算してるらしく、マップ内にある大きい街を向いているときに少しもたつくことがありました。
しかしこれはグラフィックスボードの性能とは無関係なので少し諦めモード・・・。
それでももたつきが少なくなったことを考えると、CPU性能が必要なゲームでもGPUをアップグレードすることで底上げされることが実感できました。
性能は非常によく、本体デザインも黒基調でシックなデザインとなっており、見ているだけで満足してしまいました。
お値段的にはあまりお勧めできませんが、ミドルクラスが出てきたら、そちらはお勧めしたいと思います。