自作PC作例とレビュー Ryzen 5 7600X/Define 7 Mini
AMD Ryzen 5 7600XとFractal Design Define 7 Miniを使い、PCを作成(更新)しました。
この記事ではパーツ構成やFractal Design Define 7 Miniを使った組み立てのポイント、搭載したパーツの性能を簡単に紹介します。
TDP(PPT)変更と電源オフセット方法も紹介しています(自己責任でどうぞ)。
PCパーツ構成
今回組み立てするPCは、以下のパーツで構成されています。
パーツ | 品名 | リンク メーカー公式以外はアフィリエイトリンク | 購入価格 (税込) |
---|---|---|---|
CPU | AMD Ryzen5 7600X | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \49,900 |
マザーボード | MSI MAG B650M MORTAR WIFI | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \35,297 |
メモリ | G.SKILL F5-6000J3238F16GX2-TZ5NR | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \39,800 |
電源 | CORSAIR CP-9020235-JP(RM850 2021 ATX 850W GOLD) | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \13,200 |
CPUクーラー | MSI MPG CORELIQUID K240 V2 | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \27,980 |
ビデオカード | RADEON RX 7900 XT 20G(リファレンスモデル) | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | 別記事で紹介 |
SSD1 | Western Digital WDS500G3X0C(500GB M.2 SSD) | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | 流用 |
SSD2 | Western Digital WDS100T3X0E(1TB M.2 SSD) | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \11,280 |
ケース | Fractal Design Define 7 Mini | メーカー公式 アマゾン 楽天 Yahoo! | \20,680 |
購入金額 | \198,137 |
Fractal Design Define 7 MiniはMcroATXのケースで、ATXより小ぶりですがMini-ITXよりはるかに大きいため、若干の小型化を実現しながら、メンテナンス性が格段にいいです。
裏配線のスペースを活用しながら、のちのメンテナンスがしやすいように組み立てをしていきます。
MicroATXだから小型ということもない
このページでは、PCパーツの簡単な紹介、組み立てのポイントをまとめました。
使用したケース
ケースはFractal Design Define 7 Miniです。
マザーボードの最大搭載サイズはMicroATXとなっており、ATX電源を搭載できるため、ATXより若干小さいですが、「小型」というほど小さくはありません。
左側面は強化ガラスパネルとなっていて、組み込んだパーツを外から見ることができます。
外観はとてもシックであり、黒色なのでどんな色にも溶け込みます。
ケース内部はゆとりがあり、ケースファン、簡易水冷クーラーのヘッダやラジエーター、グラフィックスボードや配線取り付けは作業しやすいです。
また、裏配線がしやすくなる仕組みがふんだんに取り入れられており、裏配線に関するケースそのものの進化も感じられました。
ケースについては、この記事の3ページ目にレビュー記事があります。ぜひご覧ください。
AM5の特徴
今回組み立てたPCは、プラットフォームがAM4からAM5に変わったので、CPU、マザーボード、メモリは強制買い替えとなりました。
CPUとマザーボード
AM4からAM5への変更で、CPUのピンはマザーボード側に変更になりました。
CPU側は真っ平、マザーボード側にピンが立っていることがわかります。
CPUは「ソケットに差し込む」から「ソケットに置く」感じでセットします。
特に難しいことはありませんでしたが、私はCPUカバー部のプラスチックカバーを外してからCPUを取り付けました(外さなくても自動的に外れます)。
M.2 SSDスロットはSATA接続をサポートしない仕様のため、これまでM.2スロットに使っていたSATA接続SSDはNVMeタイプに買い替えました。
メモリ
AM5のマザーボードに入れ替えたため、これまで使っていたDDR4メモリは使えなくなりました。
今回の入れ替えでDDR5メモリを同時に購入しました。
DDR4との見た目の違いは、端子部の切り欠きの位置が異なります。
これまでG.Skillを使っていたため、安心安定を求めて今回もG.Skillのメモリを購入しました。
動作速度は標準で4800MHz、BIOSで「AMD EXPO」のプロファイルを読み込ませると6000MHzで動作します。
使用感
今のところ「満足」しています。
これまでも不満はなかったですし、現在は動画作成も行っていないためCPUパワーを必要としていません。
CPUやプラットフォームを更新し、グラフィックボードのボトルネックにならない構成を意識していますので、少なくとも2年はがんばってもらおうと思います。
次のページでは、CPUのTDP(RYZEN MasterではPPT)とCPU電圧設定方法を紹介しています。