Mini-ITXケースの配線整理
Mini-ITXケースの配線整理を紹介します。
前半は「RAIJINTEK OPHION EVO」、後半は「SilverStone ML05」を使った作例を紹介します。
「SilverStone ML05」はロープロファイルの拡張カードが搭載できるケースで、ロープロファイルの地デジチューナーを搭載して録画専用のサブPCとして使っていました。
RAIJINTEK OPHION EVOの配線作例

RAIJINTEK OPHION EVOは大型グラフィックスボードを搭載できる大きさのケースで、グラフィックスボードを搭載してゲームができるメインPCとして使っていました。
小型ケースは余長ケーブルを収納スペースが限られます。限られたスペースで
Mini-ITXケースの配線は通り道を考える
ケース内はとにかく狭いので、配線の通り道を考えながらケーブルをまとめます。
狭いスペースで効率よくきれいに配線するには、事前にある程度配線を想像しておく必要があります。
これができないと、電源をつけた後に再度取り外し、とかマザーボードを再度取り付けなおし、なんてことになります。
失敗してもいいからイメージを形にするために一部配線してみる
小型ケースは一回で正解を見つけることはできません。トライアンドエラーを繰り返して最適な配線を見つけ出します。
初めて組み込んだときの写真ですが、この配線がすべてのイメージを作り出したと考えています。
本来は細かい線を先にやった方がいいですが、イメージをつかむため、先に24ピン電源ケーブルを配線してみました。
8ピン電源ケーブルはケース底面の目隠し部分に沿わせました。
ファンの直上にケーブルを通しても問題ありませんが、見た目やケーブル長を考慮して、写真のように通しています。
100円均一で売っているケーブルまとめも活用してみる
このケースは、マザーボード取り付け側とグラフィックボード取り付け側が背中合わせになっています。
グラフィックボードの下にあるスペースには、フロントUSBポート用ケーブルや背面にある電源接続ポート用のケーブルを取り回します。
これらがばらけないように100円均一でコードクリップを購入して使用しています。
写真だと、ケース内底面の中ほどについている黒い物体です。私はいつも4個入100円(税別)で購入しており、ケース内以外でも活用しています。
SilverStone ML05の配線作例
最小構成Mini-ITXならば配線を1~2箇所まとめるだけ
Mini-ITXケース「SilverStone ML05」を使用したPCでは、組み込んでいるパーツがほぼ最小構成のため、配線はシンプルです。
ボックスタイプのドライブが存在しない、LEDテープ等がない、電源ケーブルがマザーボードに接続する2系統しかないため、ケーブル本数が少なめです。
フロントUSBポート、オーディオ用ケーブルを他のケーブルとできるだけまとめて、1か所に集約しています。
1か所、ケーブルをまとめている箇所がありますが、これはケーブルを束ねる目的ではなく、フロントUSBポートのケーブルが固いうえに抜けやすいため、曲がる位置を調整するために束ねています。
この束ねたUSBケーブルの位置に他のケーブルがやってくるように配線しています。
SilverStone ML05のケースとパーツ構成においては、特に難しい配線はありませんでした。