誰も教えてくれないから「NOCTUA NH-L9a-AM4 chromax.black」の取り付け方をこっそり書いてみます

2021年9月23日 14:59

この記事の概要
  • NOCTUA NH-L9a-AM4の取り付け方が難しかったので記事にした
  • この記事で取り付け方の何ぞやがわかる
  • CPUクーラーそのものについてもわかる
  • Mini-ITXのケースそのものが小さくても対応できる強力なCPUクーラー
  • 冷却性能以外に静穏性も高くて満足できた

【免責事項】
当然ですが、このやり方がすべてではありません。
このやり方で不具合等が発生しても、当方では責任を持てませんので、作業は自己責任ということをご理解ください。

もう悩まない!このCPUクーラーは2つの取り付け方法で対処しよう

この記事を探し当てた方は「取り付け方がいまいちわからない」「どんなCPUクーラーなの?」という疑問をお持ちの方だと想像します。

この記事を読むと、取り付けに一癖あるこのCPUクーラーの取り付け方、CPUクーラーという製品をわかっていただけると思います。

いくつか取り付け方を試したので、その方法について説明します。

方法1:マザーボード横置きの取り付け方法

この方法のメリットは、マザーボードを安定して立てることさえできれば、マザーボードの表面、裏面のどちらも確認しながら作業できる点です。

粘性が低いグリスを使用している場合はグリスが垂れる可能性があるので、逆さまの取り付け方法が適切と考えます。

1人作業では、取り付け時の写真が撮影できない方法です。写真が少なめですが、この点はご了承ください。

マザーボードを立てる

CPUを取り付け、グリスを適量塗布のうえ、マザーボードを立てます(私はグリスを伸ばさずそのまま取り付ける派です)。

マザーボードの化粧箱や梱包材などを利用して、安定して立てられる状態を作り出します。

CPUの向きを合わせておく

マザーボードと同様、CPUクーラー本体を立てて置きます。

CPUクーラー本体の向き、ケーブルの位置をマザーボードに合わせるようにします。

バックプレートを取り付けCPUクーラー本体を仮止めする

バックパネルを取り付け、ネジで位置合わせをします。

バックプレート取り付け後、表側にCPUクーラー本体を横向きに取り付けます。このとき、マザーボードを横から眺める位置で作業します。

横から眺めた場合、ネジ位置合わせは比較的容易に行えます。

ネジ位置を合わせたら、手でネジを仮締めします。この仮締め作業も容易に行えました。

画像では作業する手が写っていませんが、実際には片方の手でCPUクーラーを支え、もう片方の手でねじを締める作業を行います。

4か所のネジを仮締めしたら、プラスドライバーで本締めしてください。

方法2:マザーボード逆さまの取り付け方法

この方法のメリットは、位置合わせさえできてしまえば裏側から一気に作業ができることです。

また、先にCPUを載せてからひっくり返すので、粘度の低いグリスでも比較的容易に作業できます。

マザーボードを平置きする

マザーボードを平置きし、CPUをセットのうえ、グリスを塗布します。

このとき、バックプレートは裏側にセットしなくても大丈夫です。

CPUクーラー本体を仮置きする

CPUにCPUクーラー本体を載せます。仮置きなの、横から見てネジ穴が合うだいたいの位置で合わせます。

ネジ止め前なので、方向が違ったりケーブル位置が違う場合は、この時点で向きを直します。

CPUクーラー本体とマザーボードをひっくり返す

CPUクーラーのファンに触らないようにしながら、CPUクーラーを利き手と逆の手で(裏向きにしたときに)支えられるように持ち、両手でマザーボードごと裏向きにします。

左手の手のひらでCPUクーラー本体を支え、その上にマザーボードが乗っかるようにします。

マザーボードのCPUクーラー取り付け穴からCPUクーラー本体のネジ穴を見ることができますので、この時点でネジ穴の位置を合わせます。

バックパネルを載せてネジ2か所を仮締めする

バックパネルをマザーボードのネジ穴に合わせるように置きます。

画像は、撮影のため床に置いていますが、実際には手のひらに乗せたまま作業してください。

CPUクーラー本体のネジ穴とバックパネルのネジ穴を合わせたら、2か所、できれば対角でネジを仮締めします。この仮締め作業は、ドライバーを使わずに手で作業しても大丈夫です。

この時点でCPUクーラーはマザーボードから落ちないはずなので、マザーボードを台の上などに置きなおし、残りの2か所を仮締めします。

最後に、プラスドライバーでネジを本締めしてください。

ネジの仮止めは手で大丈夫、最後にドライバーで本締めを

上でも書いていますが、ネジの仮締めは指先で簡単に行えます。ドライバーで本締めするのは、4か所の仮締めが終わってからで問題ありません。

仮締めはどの位置からどの順番で行っても大丈夫ですが、ドライバーでの本締めは、対角位置を順番に少しずつ締め、均等に締めるように進めてください。

「NOCTUA NH-L9a-AM4 chromax.black」はどんなCPUクーラー?

この記事の重きを「取り付け方法」に置いたので、ここでCPUクーラーについて紹介します。

型番通り「Socket AM4」専用のCPUクーラー

このCPUクーラーは、インテル専用モデルとAMD(Socket AM4)専用モデルがあります。違いはバックパネルやCPUクーラー本体側のネジ穴の位置など、それぞれのCPU用に専用設計となっています。

このモデルが出る前は、いわゆるNOCTUA特有の「あの色」のモデルが出ていました。

スペック

全高37mm、うちファンは14mm(公式ウェブサイト記載の情報)というかなりな薄型CPUクーラーです。

冷却性能、つまりTDPにどれだけ対応できるか、というスペックは、公式ウェブサイトでは一切触れられていません。

サポートリスト(https://ncc.noctua.at/coolers/NH-L9a-AM4-22/cpus/AMD/AM4)ではRyzen 7 5800Xがオーバークロックなし、ターボなしで対応するようなことが書いてあるので、105Wまではいけるのかもしれません(CPU実機がないので試せません)。

ファンについて、最大回転数2600 RPM、パッケージに付属する「Low-Noise Adaptor」(電源用延長ケーブルのようなもの)を使用すると最大回転数1800 RPMとなります。

発熱量が少ないCPUを使用する場合は「Low-Noise Adaptor」を使って回転による騒音を低減させる選択もできます。

このCPUクーラーの静穏性はすごい!

PCを動作させてみると、ファンが回っているのか疑いたくなるような静かさです。

PC起動時に初期動作としてファンが最大まで回転しますが、この動作の時点で「静かだ」とわかるくらいの静音性で、通常動作時はおそらくその音を気にすることはないでしょう。

今回はPCケースに収めるためのCPUクーラーとして選択しましたが、静音を求めた場合でも、その性能を十分に発揮してくれるCPUクーラーです。

購入データ

パーツ種別パーツ商品名今回購入(税込
CPUクーラーNOCTUA NH-L9a-AM4 chromax.black
7,678円