ロジクールG HUBの基本から応用まで-LEDライト・キー割り当て方法

2024年3月14日 21:02

ロジクールG HUB|キーボードの設定

ロジクールG HUBの使い方を解説します。ロジクール製ゲーミングキーボードのキー割り当て設定、LEDライト点灯設定、マクロ設定を手順書形式でまとめています。

この記事は、ワイヤレスゲーミングキーボード「G913 TKL」を使用して確認しました。

「G512」シリーズ(オンボードメモリ機能は除く)、「G813」シリーズも同様に設定ができます。

キーボード|デバイス選択と設定機能

起動とデバイスの選択

タスクトレイからG HUBを起動する

タスクトレイからG HUBアイコンをクリックし、ロジクールG HUBを起動します。

設定するデバイスを選択する

設定するデバイスを選択します。

キーボード画像をクリックします。

設定したい機能を選択する

デバイス選択後、機能設定メニューが表示されます。

LIGHTSYNC(LEDライトの点灯設定)

LIGHTSYNCは、キーボードのLEDライト点灯設定を行います。

割り当て(キー割り当てとマクロ作成)

割り当ては、キーボードのGキー(機種によりファンクションキー)やマウスのボタンにキー操作を登録します。

また、キー押下の一連の操作をマクロとして作成します。

ゲームモード

ゲームモードは、Windowsキーとそれ以外の任意のキーについて、ゲームモード起動時にそのキーが反応しないように設定します。

ゲームプレイ中、Windowsキーが反応するとプレイが止まってしまいますが、ゲームモード動作時は設定されたキーを押下してもそのキーは反応しません。

G913 TKLでは最上部の丸いボタン、左から3番目のボタンで動作有無を設定できます。

キーボード|LEDライトの点灯設定

LIGHTSYNCを選択し、実際にLEDライトの点灯設定をします。

LEDライトの点灯設定は、以下の機能が用意されています。

プリセット

初期状態で搭載されている点灯パターンです。

点灯をオフにしたい、すべてのキーが同一色で点灯できればいい、というときはプリセットが便利です。

フリースタイル

常時点灯モードにける点灯設定を行います。

色を選択してクイックグループのキーにまとめて割り当てる、特定のキーは違う色にするなど、お手軽に点灯設定ができます。

アニメーション

常時点灯やフェードアウト、フェードインといった、より細かい点灯設定ができます。

この記事では、一部キーがフェードアウトする光り方を設定するため、「アニメーション」を使った設定を説明します。

設定の新規作成

設定に名前を付けて保存します。

「アニメーション」の設定を選択

今回は「アニメーション」で設定を行います。

LIGHTSYNCを表示し、「アニメーション」をクリックします。

新しいアニメーションを追加する

「効果」メニューのプルダウンをクリックします。

プルダウンから「新しいアニメーションを追加」をクリックします。

設定に名前を付ける

この設定に名前を付けます。

画面上部(画像の赤枠の箇所)をクリックし、文字を編集してください。

固定(スタティック)点灯部分の点灯設定

フレームの編集、トランザクションの設定を行います。

フレームに登録されているトランジションを変更する

トランザクションを変更したいフレームをクリックします。

トランザクションを選択します。

説明画像に関する補足

以降の手順で、画像内では2つ変更したことになっていますが、あとでコピーして使うので左側の1つだけを変更すれば手順通りに作業が進められます。

設定したい色を選択する

キーに色を設定するため、設定したい色を先に選択する必要があります。

「色」欄をクリックします。

設定したい色を選択します。

変更したいキーを選択する

ここで選択するキーを、前の項目で選択した色に変更します。

最初に、色を変更したいフレームを選択します。

変更したいキーをマウスで選択します。

選択はマウスでドラッグして範囲指定するか、マウスでキーを個々に選択します。

選択後に色を変更することもできます。

この例では青色に15個のキーが設定されているので「15キー」欄をクリックし、15個のキーをまとめて色変更します。

フレームをコピー、貼り付け、削除する

コピーするフレームを選択します。キーボードで「Ctrl+C」キー押下でコピーできます。

コピーしたフレームを貼り付けます。キーボードで「Ctrl+V」キー押下で貼り付けできます。

不要なフレームを選択し、削除します。選択後にキーボードで「Delete」キー押下で削除できます。

設定例

私の点灯設定は、ここまでの手順を繰り返して画像のような設定にしました。

FキーとJキーは別の色をフェードアウト設定するため、ここでは黒色に設定しています。

フレームはコピーして、2つとも同じ点灯設定のフレームを並べてください。

設定内容を保存する

ここまでの設定を保存します。

「保存」ボタンをクリックして、内容を保存します。

光り方に変化がある部分の点灯設定

点灯パターンを設定します。

ここではFキーとJキーに、フェードアウトするような効果を追加します。

長さを調整するフレームを選択する

長さを調整するフレームを選択します。

フレームの長さを調整する

フレームの端をマウスでドラッグし、フレームの長さを調整します。

トランジションを変更する

トランジションを変更するフレームを選択します。

トランザクションから変更したいトランザクションを選択します。

設定したい色を選択してキーに割り当てる

フェードアウトを設定したトランザクションを選択します。

「色」欄をクリックします。

変更後の色を選択します。

Fキー、Jキーを順にクリックし、色を設定します。

設定内容を保存する

ここまでの設定を保存します。

「保存」ボタンをクリックして、内容を保存します。

キーボード|キー登録と割り当て設定

Gキー(またはファンクションキー)にキーを登録する

機種によりGキーまたはファンクションキーへの割り当てとなります。

Gキーがある機種はGキーにのみ割り当てができ、Gキーがないときはファンクションキーに割り当てができます。

設定するデバイスを選択する

設定するデバイスを選択します。

キーボード画像をクリックします。

登録するメモリスロットを選択する

メニューから「割り当て」を選択し、保存するメモリスロットを選択します。

割り当てる機能のタブを選択する

「割り当て」メニューから、割り当てる機能のタブを選択します。

ここでは「Ctrl+Ecs」(スタートメニュー表示)を設定するので、「コマンド」を選択します。

割り当てる機能をボタンに設定する

割り当てたい機能やキーを、割り当て先キー表示の上にドラッグアンドドロップします。

設定ができると、キーの表示が変更後の機能になります。

キーボード|マクロを作成する

ここで設定する内容(設定例)

ここでは、エクエルの「書式と設定」ウィンドウを開くショートカットキーである[Ctrl]+[1]キー押下の動作を設定します。

新しいマクロの作成を開く

割り当てからマクロ作成画面を開く

割り当てをクリックします。

次にマクロ→新しいマクロを作成をクリックします。

「M1」「M2」「M3」のスロットを選択するボタンがある場合、デバイス本体のメモリスロットが選択できます。

この画像の場合、「M1(1番目のメモリスロット)を選択しているときのF1押下時動作を設定する」というイメージになります。

このマクロの初期設定をする

このマクロの名前を設定します。

キー押下の動作からマクロを作成する

マクロのタイプを選択する

ここでは「反復なし」を選択します。

ここでの選択は次の画面で変更が可能です。

「標準の遅延を使用」のチェックを外す

ここでは遅延設定を使わない設定をするため「標準の遅延を使用」チェックを外します。

チェックしたままのときは、キー登録時の動作速度にかかわらず標準の遅延設定が適用されます。

「今すぐ記録」をクリックする

「今すぐ起動」アイコンをクリックします。

「キーストロークを記録」をクリックする

ここではキー押下の動作を登録するので「キーストロークを記録」をクリックします。

登録するキー操作をキーボードから入力する

ここではExcelの書式設定起動ショートカット、「Ctrl」キーを押しながら「1」キーを押す、という動作を設定します。

入力内容はキー操作のほか、マウスボタンクリックも記録されます。

操作が終わったら「記録を停止」アイコンをクリックします。

キー操作と遅延の修正

キー操作や遅延を修正します。ここでは、遅延を「0」に修正します。

あとで遅延を編集しない場合、余計なキーを登録してしまったときは、該当項目をクリックして[Delete]キーを押下して項目を削除できます(遅延は「ミリ秒」の文字をクリックしてから[Delete]キーを押下)。

キー入力1つごとに、マウスでドラッグアンドドロップして任意の場所に移動することができます。

すべての遅延を「0」に修正しました。

保存する

保存ボタンをクリックし、作成したマクロを保存します。

キーボード|オンボードメモリへの転送

LEDライトの点灯設定、キー割り当て設定をデバイスのオンボードメモリに保存します。

機種によってオンボードメモリの有無に違いがありますので、メーカーウェブサイトで仕様を確認してください。

オンボードメモリ未搭載の機種は、この手順は行えません。

オンボードメモリ転送前の準備

この準備は、輝度調整ボタン+8キーまたは9キーによるLEDライトの点灯パターン選択に依存しない点灯設定を保存する下準備です。

標準機能の輝度調整ボタン+8キーまたは9キーによるLEDライトの点灯パターン変更は、一定時間経過後に点灯設定が元に戻ってしまうため、これを回避するものです。

キーボードを選択する

メインメニューに表示されているデバイスを選択します。

転送したい点灯設定を選択する

オンボードメモリに転送する設定を呼び出します。

この記事では「アニメーション」に設定をしたので、その設定を呼び出します。

「アニメーション」をクリックします。

「効果」のプルダウンをクリックします。

オンボードメモリに保存したい設定をクリックします。

上書きするデバイス上の効果を選択する

オンボードメモリに保存する設定をプリセットとして設定します。

「プリセット」をクリックします。

「効果」欄のプルダウンをクリックします。

オンボードメモリに保存したい設定をクリックします。

デバイス設定画面へ移動する

右上の設定アイコン(歯車のアイコン)をクリックします。

オンボードメモリへの転送操作

キーボードの「デバイスの設定」を選択する

※すでに設定画面が表示されているときはこの手順は不要

メインメニューに表示されているデバイスの右下に表示されている設定アイコン(歯車のアイコン)をクリックします。

デバイス上の効果から上書きする設定を選択する

「デバイス上の効果」欄のプルダウンをクリックします。

デバイス上の保存先を選択します(LEDライトの点灯設定は2パターン登録可能)。

オンボードメモリに登録する設定をデバイス上の効果として保存する

「効果を交換する」をクリックします。

保存するLEDライトの点灯設定を選択します。

LEDライトの点灯設定がデバイス上の効果として転送されます。

オンボードメモリモードを有効にする

「オンボードメモリモード」の「オフ」ボタンをクリックします。

上書きする設定を選択してメモリに保存する

保存するメモリスロットからプルダウン(ここでは「デフォルト」表示)をクリックします。

「デフォルト」をクリックします。

キー登録内容を含めた設定がオンボードメモリに保存されます。

キーボードの設定は以上です。