
手元に自作PCを構成するための主要なPCパーツが余り始めました。
これらのパーツを活用してサブPCを作り上げ、家に転がっていたPT3を使用して録画用PCを作ろうと思います。
今回使用するパーツ
手元にあるパーツ
手元にCPU、マザーボード、メモリがあります。以下のパーツを使用します。
[CPU]AMD Ryzen5 3400G
昨年購入して、わずか半年ちょっとで4750Gに入れ替えられてしまった、すこしかわいそうなことをしてしまったCPUです。
でもとっても優秀。
4コア8スレッドでNeed for Speed 程度なら少し画質を落とせば楽々処理してくれる優れものです。
前回組み立てた当時の記事はこちらです。
⇒AMDのAPU「Ryzen5 3400G」とRAIJINTEK「OPHION EVO」でオシャレなMini-ITXの小型PCに作るぜ!
[マザーボード]GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI (rev. 1.0)
こちらも3400Gとともに半年ちょっとで入れ替えられてしまったマザーボードです。
M.2用スロットが1つであることを除けば、B550のMini-ITXマザーボードとそん色なく使えます。当時は13,000円で購入し、非常にコストパフォーマンスが高いと感じました(今でも高いと思います)。
前回組み立てた当時の記事はこちらです。
⇒AMDのAPU「Ryzen5 3400G」とRAIJINTEK「OPHION EVO」でオシャレなMini-ITXの小型PCに作るぜ!
[メモリ]CORSAIR VENGEANCE LPX 16GB (2 x 8GB) DDR4 DRAM 3000MHz C15 Memory Kit – Black
Ryzen 5 2600XでPCを組んでいたときに使っていたメモリです。マザーボードの箱の中に放置していたものを流用するために引っ張り出してきました。
新たに購入したパーツ
不足しているパーツを買い足しました。CPU付属のクーラーではケース内に収まらなかったため、CPUクーラーも購入しました。
[電源]CORSAIR SF450
ツクモeX.で購入、購入価格は12,078円(税込)でした。
今回CORSAIRを購入するとすべてのPCがCORSAIRになってしまい、リスク回避の観点から「いいのか?」と思いましたが、450W以下のものはこれしか在庫がなかったので、こちらを購入しました。
[SSD]M.2 SSD SEAGATE FireCuda 510(500GB)
ツクモeX.で購入、購入価格は8,980円(税込)でした。
最近はWesternDigiral製ばかり買っていたので、違うメーカーを検討の結果、Seagateの製品を購入しました。
[ケース]SilverStone ML05(MiniITXケース)
ツクモeX.で購入、購入価格は6,578円(税込)でした。
METIS PLUSと迷いましたが、設置場所を考慮して、平べったいタイプのケースを購入しました。
ドライブベイなどは不要なので外しますが、作業がしやすくなるのか変わらないのか、その辺りは未知数です。
[CPUクーラー]NOCUTUA NH-L9a-AM4 chromax.black
ツクモパソコン本店で購入、購入価格は7,678円(税込)でした。
Ryzen 5 3400Gの付属CPUクーラーではケースからはみ出してしまいそうだったので、別途CPUクーラーを購入しました。
ノクチュア製品を買うのは初めてですが、冷え方や静穏具合に定評があるので、この製品一択でした。
節約するならMETIS PLUSに変更
今回は設置スペースの関係で平べったいケースを選択したため、CPUクーラーを別途購入しました。
もし上記のケースを購入するならば、ケースで約500円安くなり、CPUクーラーは0、合計で8,200円くらい安くなります。
グラフィックボードをあとから追加したい、という構成ならば、間違いなくMETIS PLUSになります(グラフィックボードの大きさは検討の必要があります)。
ほぼ最低限な構成のMini-ITX PCを組み立てる
手間がかからないMini-ITXの自作PC、と言うことで、意外に簡単に組み立てられるよ、ということを紹介してみようと思います(個人の感想です)。
ケースをばらす
ケースはSilverStoneの「ML05」という、平べったい感じのMini-ITXケースです。

前面にアクリル?が張り付けてあり、反射する感じがオシャレです。電源、リセットボタンは前面に、USBポートとオーディオジャックは正面から見て右側側面にあります。
後ろ側のネジを外して天板を外します。

画像は背面側から見ています。
背面側から見て左側はマザーボード設置スペース、天板側は光学ドライブや3.5インチ、または2.5インチドライブ取り付けステー、右側は2.5インチドライブ設置スペース、電源設置スペースです。
作業の邪魔なので、すべて取り外します。

2.5インチドライブスペースは、使わないので戻しません。電源ケーブルの余長をまとめるスペースに活用します。
マザーボードにパーツをセット
マザーボードにパーツをセットしていきましょう。

M.2スロットにSSDをセットします。
このSSD、AORUSのオレンジとマッチしていますね。ヒートシンクをつけるので見えなくなってしまいますが。
続いてCPUをセットします。

CPUをセットします。位置合わせのマークに気を付ければ問題ないですが、何度作業しても、この作業だけは緊張します。
次にCPUクーラーを取り付けます。今回は純正クーラーではなく、あとから買ってきた「NOCUTUA NH-L9a-AM4 chromax.black」を取り付けます。

後ろ側しか撮影できませんでした。
作業をするときは、左手でCPUクーラー本体をおさえて、右手でドライバーを握ってねじを締めこむ、という作業をするため、意味のある写真としては、この写真しか撮れませんでした。
写真は、バックパネルをCPUクーラー本体に付けた直後です。
最後にメモリを取り付けて、マザーボードや電源をケースに組み込みます。
ケースにパーツを組み込む
準備ができたので、マザーボードと電源をケースに組み込み、ケーブルを接続します。

ここで気づきます。
メモリは後から取り付けないと、ケーブルが取り付けづらい。と言うことで、端の1本、メモリを外してケーブルを取り付けます。

一番簡単なCPUクーラーの電源、一番難しいフロントパネルスイッチのケーブル、ATX12V電源ケーブル、ATX電源ケーブルの順に取り付けました。
フロント用オーディオケーブルを取り付けようとしたのですが、コネクタがまったく刺さりませんでした。不良品かな?
音はBluetoothイヤホンで聞くので、問題ないと言えば問題ないです。しかし繋げられないのは少し気になりますね。安いケースですし、こんなもんです。
この作業時点で、PT3の拡張ボードもセットしました。特に難しい作業はありません。

ケーブル類の接続、拡張ボードの取り付けが終わりました。余ったフロント側のオーディオケーブルやその他ケーブルの余長は、結束バンドでまとめました。
写真右上にあるはずのドライブ設置スペースのステーを外しているおかげで、小さいケースなのにすっかすかに見えます。たぶんステーがあってもそんなに窮屈にならないかもしれません。
電源ケーブルも必要最低限しか接続していないため、ケーブルの取り回しも取りまとめも非常に楽でした。

最後にふたを閉めて完成です。
「ケースをばらす」の項目でも似たような写真がありましたが別物です。よく見ると中身が詰まっています。
重さの大部分を電源が占めているため、非常に軽量なPCになりました。
可もなく不可もなくなPC
一応ベンチマークテストしてみる
見出しの通り、ゲームをしない普段使いならば、可もなく不可もなく、なPCに仕上がりました。
ゲームは少ししんどいかもしれません。

「FINAL FANTASY XV BENCHMARK」実行結果です。Ryzen 5 3400Gが軽量品質でないとまともに動作しないため、比較対象のRX 5700XTも軽量品質で比較しました。
Ryzen 5 3400Gは「重い」の評価で、FFはさすがにしんどい・・・。
ベンチマークソフトはありませんが、Need for Speed Heatならば、設定を軽くしてサクサク遊ぶことができました(録画用なのでゲームはしませんがご参考までに)。
全部揃えたらいくらくらい?
おおまかに、OS込み税込みで90,000円くらいでしょうか。買う時期により値段は変動しますのでご注意ください。また、少し前のパーツなので入手しづらいものがあるかもしれません。
余りものパーツ流用のため、必要なパーツをOS無し税込みで30,000円弱で揃えているので、結果的にはリーズナブルに1台くみ上げることができました。
久々に組みたいと思ったら
余りものパーツで1台組み上げて、自己満足に浸る。とてもいいストレス解消になりました。
きっと1~2年後には違うパーツに入れ替わっていそうな感じですね。