AMDのAPU「Ryzen5 3400G」とRAIJINTEK「OPHION EVO」でオシャレなMini-ITXの小型PCに作るぜ!

AMDのAPU「Ryzen5 3400G」とRAIJINTEK「OPHION EVO」でオシャレなMini-ITXの小型PCに作るぜ!

Mini-ITXをメインマシンにしてみたら満足度が高かった

ATXからMini-ITXへの乗り換え。

大満足でした!
Mini-ITXに対する性能や組み立て(難易度)に対する満足度、非常に満足できます。

設置場所も、当然のことながらATXケースと比較したらはるかに小さくてすみます。そのおかげでPCを設置している棚もすっきり整理できて、工具入れなんかも収納できるようになりました。

組み立てに際して、小さいケースゆえケーブル取り回しはやや難しいです。どうしても知っている人向けなMini-ITXマシンなのかなと思います。

拡張スロットにグラフィックボードしか挿していない、そもそもグラフィックボードなんか使わない、なんて人におすすめできます。

自作PCの小型化はパーツの取捨選択と設置スペースのトレードオフ

最初に書いた満足度、いったいどんな形で満たされることになったのでしょう。

一言で表すなら「小型化」なのですが、小型化を達成するために「この機能は大丈夫?」「パーツ搭載可能?」など、いくつか考えなければならないこともありました。

小型化は機能の取捨選択で間違いなく好みが分かれる

さきほども書いた通り、Mini-ITXマシンを組み上げてみて、満足度が非常に高かったです。

過去には拡張スロットにサウンドカードも挿してしましたが、マザーボードにオンボードで搭載されているものでも(私の耳では)問題ないと判断、拡張カードの断捨離を行いました。

この断捨離ができるか、記憶媒体(SSDやHDD)の搭載台数を少なくできるか、Mini-ITXマザーボードに搭載されている機能で満足できるか、このあたりが小型化に対する満足度かと思います。

これができた私は小型化に成功、満足度が高かった、ということになります。

小型PCは場所を選ばずオシャレに設置できる

私の「Mini-ITXマシンを作ろう」、その動機はまさに省スペース化。

「置く場所を選ばない」は言い過ぎでしょうけど、今まで高さ43.6cmが29cmになったら棚の高さ(間隔)を相当低くできます。1段分余裕ができれば、私が使用しているPCに接続する機器(使用するときだけ接続する機器)を手が届く場所に置いておくこともできます。

ATXケースはやっぱり大きい!
足元に置くにしても見える高さに置くにしても、私のPCの設置場所においてATXは高さの制約が大きいです。

組み立ては大変なのでMini-ITXを楽しめる人向け

このブログでは裏配線の話や組み立て時の配線の話を書いているので想像できるかと思われますが、配線が大変なところも楽しめると考えたのでMini-ITXをチョイスしました。

購入時に「Mini-ITXはぎっちぎちに詰め込む感じですからね~」と言われました。

そう言われたら、それを否定したくなっちゃいました。できるだけそれに反して「ぎっちぎち感はなるべく見せないようにしてやる!」と意気込んで組み立てをしました。

ケーブルを含めてパーツ点数が少なくなるので、全体的な省力化になることは間違いありません。

これまで使用していた機能を外付け対応したり、そもそも削って大丈夫、という選択ができるという判断、妥協の上にこの満足度がやってきたと考えています。

組み立ててしまえばデメリット排除に振ってしまえる気持ちになる

実際に組み立ててしまえば、後戻りはできません。
そんな意味も含めて、作業を先に進めて何もかもデメリットは忘れましょう。

PCを組み立てる準備として、事前にオールSSD化やメモリ32GB化、Amazonのセールで安くなったSFX電源を先に購入していました。

ここまで準備ができると残りは

・CPU
・マザーボード
・ケース

を揃えれば晴れてMini-ITXマシンのできあがり、という状態です。

ATXもMini-ITXも、組み立て方の根幹は変わらないと考えていますが、Mini-ITXは組み込むためのスペースが狭いので、ここでは「OPHION EVO」で組み立てるときのポイントをかいつまんで紹介してきます。

今回組み立てるPCのパーツ構成

以下のパーツで構成しています。★印は今回購入したパーツです。

電源はAmazonで購入、その他パーツはツクモ池袋店で購入しました。
以降のリンク先はアフィリエイトリンクです(特に表記がなければアマゾンへのリンクです)。

パーツ商品名今回購入価格
(円/税込)
★CPUAMD Ryzen5 3400G20,680
CPUクーラーENERMAX LIQFUSION/ELC-LF240-RGB
★マザーボードGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI(rev 1.0)12,980
メモリG.Skill F4-3200C16D-32GTZN
グラフィックボードSAPPHIRE PULSE RADEON RX 5700 XT 8G
SSD1WD BLACK SN750 NVMe 500GB
SSD2SanDisk SSD Ultra 3D 1TB SATA3.0 SDSSDH3-1T00-G25
SSD3Crucial MX300 SSD(525GB)
★ケースRAIJINTEK OPHION EVO15,818
★電源Corsair SF750 Platinum CP-9020186-JP15,525
合計65,003

ケースファンを流用していたり、ファン用ケーブルを追加購入したりしていますが、それらは割愛します。

【CPU】AMD Ryzen5 3400G

Ryzen5 2600Xを持っているのに3400Gを購入したかと言うと、どうしても見たいテレビ番組があるときはビデオカードを外してあのチューナーカードをセットする、という使い方を想定しているからです。

(12月31日追記)
テレビチューナーカードを取り付けてみました。
中は想像通りスッカスカになりました。

【マザーボード】B450 I AORUS PRO WIFI(rev 1.0)

ケースがMini-ITX仕様なのでマザーボードも買い替えです。

オーバークロックするわけではないのでX470チップセットである理由もなく、今回は安く入手できたこのマザーボードにしました。

USBポートの数、M.2、Wi-Fi、オンボードサウンドなど、比較的安いマザーボードにしては機能てんこ盛りな印象を受けました。

【ケース】RAIJINTEK OPHION EVO

このケースを使いたくてMini-ITX化をしました。
側面パネルがガラス、通気性も悪くなさそう、そこそこ小さい、という条件をみごとにクリアしています。

公称値は「174×375×290 mm(W×D×H)」で、今設置しているシェルフの棚を1段分節約できます。対応電源はATXですが、今回はSFX電源を使用します。

【電源】Corsair SF750 Platinum CP-9020186-JP

Amazonで12月中旬に実施されていたセールでかなり値引きされていたので、先に購入していました。電源は予算を20,000円で見ていたので、大幅に予算を削ることができました。

さすがはSFX、驚きの小ささです。

12cmファンとほぼ同じ幅で、少し奥長さがある感じです。どこのOEM品かはわかりませんが「PLATINUM」クラスなので変なものは使っていないでしょう。

作業開始!Mini-ITXケースにパーツを組み付けていこう

組み立てに必要なパーツを準備し、ケースに組み付けました。

取り付けが簡単なパーツ、難しいパーツがあり、取り付け順序や配線にやや苦闘しながらも無事に組み立てることができました。

時間がかかることを苦労とは思いませんので、組み立てそのものを非常に楽しむことができました。

ケースに電源とマザーボードを取り付ける

この作業はむずかしくありません。

マザーボード、電源取り付けます。
前面スイッチやHDD用LEDランプ、マザーボードへの電源ケーブルを取り付け、余ったケーブルは電源の後ろ側にある隙間に押し込みます。

電源は底面引き出されているケーブルを接続します。

フロントパネル内にSSDを取り付ける

M.2以外の記憶媒体は、底面の3.5インチベイ、フロントパネル内側の2.5インチベイのどこかに設置します。3.5インチベイを使うと底面にケースファンは設置できません。

底面は25mm厚のケースファンを設置し、SSDはフロントパネルの内側にあたる場所に取り付けました。

上下4か所でねじ止めしてあるフロントパネルを取り外すと、2.5インチベイが現れます。

SSDはケースに付属のマウンターSSDにねじ止めし、本体に取り付けます。マウンターは少し高さがあるので、SSDに取り付けるケーブルにテンションがかかることはありません。これはうれしい配慮です。

ケースファンとCPUファンのケーブル配線

ファン用電源ケーブルやLED用ケーブルは、天面や側面を通してフロント側にまわし、SATA用電源に接続されたファン用4分岐の電源ケーブルに接続します。

LED用ケーブルは、フロント側に両面テープで取り付けた10口分配基盤(⇒こちらの記事を参照)に接続します。

マザーボードとLEDの分配用基板を接続するケーブルは、長さの短いものを自作しました (⇒こちらの記事を参照) 。
このとき、ケーブルと基盤の接続作業はピンセットを使いました。
ケーブルが抜けやすいため、差し込んだ後も抜けないように気を使って作業します。

グラフィックボードを取り付ける

SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5700 XT 8Gは電源接続コネクタが面一(つらいち)ではなく、少しへこんだ位置にあります。このつくりのおかげで、ケーブルがファンにあたることなく配線できました。

もし面一にコネクタがあるときはコネクタの向きを90度変えるパーツを使用するといいかもしれません(⇒90度直角メス8ピンPCI – E Inverted Layフラット電源ケーブル)。

もっと高さのあるグラボのときは、ライザーケーブルを外してからの方が取り付けやすいです。

そのほかの配線処理

配線処理について、難易度はそこまで高くないと思います。ただし配線処理作業だけで4時間作業していますので、時間つぶしを兼ねて作業するんだと言い聞かせて作業をしました。

底面にファンを設置しているので、避けるように電源ケーブルとRGB用LEDケーブルを通します。

ファンのそばにケーブルクリップを取り付け、電源とLED用ケーブルが通します。ケーブルクリップは近所のキャンドゥーで購入したもので、100円で4個入り、両面テープですぐに取り付けできるので、PCケース内のケーブル整理に使用しています。

コードクリップ 4個入

ケーブルはケースのふちを添わせる、ケーブル結束用グッズを活用する、ということを実践し、ごちゃごちゃしている印象は薄くしました。

SSDを取り付けたフロントパネル部分にスペースがあるので、可能な限り活用してケーブルをなるべく隠すようにします。

パーツ取り付けと配線処理後のケース内部

マザーボード側は機器がびっしり・・・、という感じもなく、SFX電源のおかげで余裕があります。

ケーブルを電源の後ろ側に押し込めた分、スペースを節約できています。

グラボ側はLEDテープを底面、フロント、天面のふち側につけています。マザーボード側は各パーツについているLEDで明るいのですが、グラフィックボード側は真っ暗・・・。LEDテープでマザーボード側よりも明るい感じになりました。

フロントパネルとガラスパネルを取り付けて完成!

ついに完成!
しましたが直後の動作チェック、さっそくトラブルです。

電源が入りません。
理由がわからず2時間考えた末、アドレッサブルLEDのケーブルがオーディオ用のピンに刺さってました。思い込みで作業をしてはいけません。

ケーブルを正しく接続して問題ないことを確認し、パネルを取り付けて完成です。

簡易水冷クーラーのファン、底面ファンののLEDは、光ってなくてもいいな~、と思います。狭いスペースであまりいろんなところが光っていると、意外に狭い感じの印象を受けます。配線等は満足です。

この記事で紹介している写真だと結構な明るさに見えますが、実物は意外にも大人しめな光り方です。色の好みや光っている場所、直接光が視界に入るか、といったところも関係していますが、間接照明みたいな光り方で、こちら側は配線とともに非常に満足です。

エアフロー的な話をすると、ここまでやっておけば、CPUをもっと上位機種にしても問題なく対応できそうです。

ついに作業完遂!やっぱりMini-ITXケースにしてよかった

できあがったPCの実物は、想像以上にコンパクトです。

デザインについてもなかなかいいんじゃないでしょうか。本体の大きさと色のおかげで置く場所を選ばないPCです。家にいる人たちから「前の本体よりこっちの本体の方がいいね」と言われました。

簡易水冷クーラーを搭載できることから、少しハイエンドのCPUを搭載しても問題ありません。ガラスパネルと本体には隙間が空いているので窒息もしません。見た目も実用性も、非常に高いです。

フェイクグリーンなんかをワンポイントで置いて装飾してもいいかもしれません。

GIGABYTE AORUSシリーズはいいね!

「B450 I AORUS PRO WIFI」は B450のチップセットですが、オーバークロックしない今の自分にはこれで十分です。それでいて必要な機能を搭載しているうえにオーディオチップに「ALC1220-VB」を搭載して満足いく音まで出してくれます。

マザーボードそのもののデザインについても、なかなかいいと思います。
個人的に好みのデザインです。

RGBFusionのソフトについて、G.Skillのメモリ制御があまり得意ではないようです。現時点で分かっているのは以下の通りです。
(1)スリープ時に点灯したままになる
(2)デフォルトを選択すると途中で色が飛ぶ
(3)明るさ調整のバーは使えるが反映されない

ここ改善してくれるといいんですけど、無理っぽいかな~?

グラフィックボードの厚みと電源接続は注意が必要

小型のケースだけあって、グラフィックボードは制約があると感じました。
このPCは「SAPPHIRE PULSE RADEON RX 5700 XT 8G」を積んでいますが、あと2mm厚みがあったら取り付けはアヤシイです。2.5スロットの厚みでギリギリです。

それよりも問題となりそうなのが、グラフィックボードの電源コネクタ位置です。

このPCに積んでいるグラフィックボードは電源コネクタ位置がへこんだ位置にあるため、電源接続は問題ありませんでした。面一(つらいち)にコネクタがあるグラフィックボードは、ラジエーターに取り付けている冷却ファンに干渉します。

ファンガードかコネクタの向きを90度変えるコネクタを準備して、干渉しないような工夫が必要です。

全体の感想

作りこみ要素、という意味では難易度はそこまで高くないと感じます。

ケーブル整理なんか自己満足ですので、やらなくてもいい作業です。これがなければ相当楽に組み立てできます。きっちり配線も含めて作業すれば、でき上がったときの「やりきった」感を相当楽しめます。

これだけ小さいケースで熱がこもりそうなのに、電源のファンが回っているところを見ていません。グラフィックボードは回りますが、電源は涼しい顔して動作しているようです。

ガラスパネルと本体の隙間が5mmほど空いており、ファンの音が少し気になります。あまりにも気になるときは、ケースに付属するスポンジ?をガラスパネルとケースの間に貼り付けると、若干静かになりそうです。

今回はパーツの選択も含めて、満足度の高いPCになりました。

自作PCのバリエーションの参考になれば幸いです。

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